【マツダの新世界】そのテーマは? 4モデルに「ブラックトーン・エディション」 CX-5、CX-8、マツダ2/6に設定

公開 : 2020.12.03 11:45  更新 : 2021.10.11 09:38

マツダ6ブラックトーン・エディション

低く流麗なシルエットを持つセダン/ワゴンのマツダ6は、元々のシャープなスタイリングを活かし、エクステリアのアップデートは、ブラックドアミラーとブラックメタリック塗装の19インチ・アルミホイールのみ。

インテリアは、シート表皮をスムースレザーへと変更するが、最大の特徴は、シートカラー自体がレッドとなること。ステッチはグレークロスとし、上品な仕上げとなっている。

マツダ6ブラックトーン・エディション(328万3500円~394万3500円)
マツダ6ブラックトーン・エディション(328万3500円~394万3500円)    上野和秀

インパネやグローブボックスなどの仕様は、最上級グレード25T Sパッケージのものを取り入れている。

快適装備としては、CD/DVDプレーヤーと地上デジタルチューナーを標準化。さらに25T Sパッケージ・ベース車に標準となる360°ビューモニター+フロントパーキングセンサーが追加されている。

パワートレインは、ブラックトーン・エディションの中で唯一の2.5Lガソリンターボ車が設定されるのが大きなトピック。

この他には、自然吸気仕様の2.0Lガソリンと2.2Lクリーンディーゼルターボを設定。駆動方式は、ガソリン仕様はFFのみ。クリーンディーゼル仕様では、4WDの選択も可能。

トランスミッションについては、基本は6速ATだが、クリーンディーゼルのみ6速MTが選択できる。

マツダファンの声で……

スポーティさを前面に打ち出したコーディネートに挑戦した「ブラックトーン・エディション」は、マツダファンやクルマ好きの心を捉えそうだが、スポーツを題材とするなら、もう少し走りに振った仕様を望む声もあるだろう。

マツダも、ブランドにとってスポーツ路線が大切な財産であることは十分と認識している。

CX-5ブラックトーン・エディション(304万1500円~359万1500円)の内装
CX-5ブラックトーン・エディション(304万1500円~359万1500円)の内装    上野和秀

それだけに第1弾はスタイルの演出に留まったものの、ここをスタートとして、将来的には、メカニズム/エアロダイナミクスなど、明確な“走りの味の違い”を提案してくれることを期待したい。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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