【なぜ】1年を通してロータスが売れた? コロナ禍の2020年、前年比2倍の月も 12月の輸入車登録台数レポート

公開 : 2021.01.13 11:45  更新 : 2021.10.11 09:40

12月のトップ10は?

12月の登録台数のランキングを見ていこう。

メルセデス・ベンツが6251台(前年同月比81.5%)で、今月も単独首位を獲得。70か月連続1位と記録を更新した。Aクラス、CLA、GLAGLBといったコンパクトモデルが好調で、登録台数の約4割強を占めて大きく貢献。

好調なM・ベンツの2021年はどうなるのか? 新年早々、人気SUVの「GLC」にEQパワー(プラグイン・ハイブリッド)の「GLC 350 e 4マティック」を追加。モーターのみで46.8kmを走行する。
好調なM・ベンツの2021年はどうなるのか? 新年早々、人気SUVの「GLC」にEQパワー(プラグイン・ハイブリッド)の「GLC 350 e 4マティック」を追加。モーターのみで46.8kmを走行する。

2位には、前月に続きBMWが4128台(同87.6%)でランクイン。フォルクスワーゲンは2759台(同69.4%)と、前月に続き伸び悩み3位に留まった。

4位のアウディはフォルクスワーゲンに迫る2642台(同96.6%)と健闘。

5位には好調のBMWミニが2333台(同118.50%)で続き、6位にはボルボが1805台(同83.0%)で帰り咲いた。

7位のジープは1340台(同118.3%)と今月も好結果で、プジョーは8位に落ちたが1197台(同150.9%)と大幅に台数を増やす。

9位にはポルシェが1089台(同101.3%)で復帰し、シトロエンは10位に下がるものの11月の5割増しとなる794台(同207.3%)を記録し、前月に続き高い伸び率を見せた。

今月もトップ3が足踏みを続けるなか、ミニ、ジープ、プジョー、シトロエン、そして今回注目したロータスなど、個性的なブランドが登録数を伸ばしていることから、輸入車の新たな流れが見えてくる。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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