【スポーツセダンの新時代】新型BMW M3/M4 英国で発売 インパクト大のデザイン

公開 : 2021.01.14 10:15

BMWの新型スポーツセダン/クーペ、M3とM4が英国で発売されました。最新のデザインとテクノロジーを採用したほか、四輪駆動モデルも用意されています。M3ツーリングやM4グランクーペなども近く導入されます。

英国では最上位モデルのみ販売

text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

抜本的に設計を一新したBMW M3とM4が英国で発売された。英国仕様は最上級のコンペティション・モデルで、価格はM3が7万4755(1052万円)、M4が7万6055ポンド(1070万円)からとなっている。

3月から納車を開始する両モデルは、6気筒エンジンから最高出力510psを発揮し、完全可変式4輪駆動システム「M xドライブ」が初めてオプションとして用意される。

BMW M3/M4
BMW M3/M4    BMW

クーペのM4 xドライブとセダンのM3 xドライブは、後輪駆動モデルに続いて来年夏に登場する予定だ。

また、歴代初のM3ツーリングや、M4カブリオレの後継モデル、新しいM4グランクーペも開発しており、さらにパワフルでサーキット走行に特化したCSモデルもラインナップに加わる。

インパクト重視のデザイン

M3とM4のスタイリングは、視覚的なインパクトの強さを重視しており、上位に位置するM340i xドライブとM440i xドライブとの差別化を図っている。

フロントマスクは、7つのダブル水平ルーバーとナンバープレート用の取り付けポイントを備えた大型の縦型グリルを中心に、個性的なものとなっている。

BMW M4
BMW M4    BMW

グリルは新型4シリーズと同様の形状をしているが、シングルフレームではなく、2つに分割されている。

さらに、重厚な構造のフロントバンパー、標準のフルLEDヘッドライト、2本の特徴的なラインがグリルを際立たせるボンネット、ワイド化されたフロントウイングとシル、エアダクト、ダブルアームのサイドミラーなど、個性的なデザインが採用されている。

エアフローを最適化する2本の「レール」を備えた炭素繊維強化プラスチック製ルーフ、スポイラー、マルチチャンネルディフューザーとクロームメッキのテールパイプを備えたリアバンパーが採用されている。

全長は先代モデルから108mm延長された4794mm、全幅は26mm増の1903mm、全高は8mm増の1433mmと、全体的に大型化している。

M4の全長は同じく108mm増の4794mmだが、全幅は18mm増の1887mm、全高は1mm増の1393mmとなっている。ホイールベースは両モデルとも同じ2857mmで、先代より45mm長くなっている。

両ボディカラーは、以前公開されたサンパウロイエローとマングリーンに加え、トロントレッドのメタリックが設定されている。

また、オプションのMカーボンパッケージとMパフォーマンスパーツセットも選択できる。

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