【世界初公開】マクラーレン・アルトゥーラ PHEVの新型スーパーカー “超軽量”の哲学、いかに実現するか?

公開 : 2021.02.17 09:15

英マクラーレンの新モデル登場! 「アルトゥーラ」は、EV走行も可能なプラグインハイブリッド・スーパーカー。新エンジン、新プラットフォームなど詳しく見ていきましょう。

もくじ

アルトゥーラ(Artura)とは
アルトゥーラ パワートレイン
アルトゥーラ PHEV/モード設定
アルトゥーラ 外観
アルトゥーラ 内装
アルトゥーラ シャシー「MCLA」登場
アルトゥーラ 装備/ADAS
アルトゥーラ ラインナップ/納車開始時期
アルトゥーラ スペック

アルトゥーラ(Artura)とは

スペックの数値には、確定前(最終評価待ち)の情報を含みます。

英マクラーレン・オートモーティブが、新時代の到来を告げるモデル「マクラーレン ・アルトゥーラ(McLaren Artura)」を発表した。

ブランド初の量産ハイパフォーマンス・ハイブリッド・カーであり、同社は「レーシングカーとロードカーにおける半世紀以上の専門性と経験を注ぎ込み、マクラーレンがこだわるドライバーとのピュアな一体感と、画期的なテクノロジーを融合した次世代スーパーカー」と紹介している。

マクラーレン・アルトゥーラ
マクラーレン・アルトゥーラ

拡大するマクラーレンのラインナップの中で「アルトゥーラ」の注目点は、電動化によるスロットル・レスポンスの短縮、CO2排出量の削減、EVモードによる最長30kmの“排出量ゼロ”走行が可能となっていること。

量産モデルという枠組みのなかで、こうした電動化の恩恵を、いかにマクラーレンの「超軽量エンジニアリングの哲学」と両立させたかが見どころとなる。

モーター、バッテリーパックなど、ハイブリッドの要素とコンパクトなパワートレインを組み合わせ、新開発のプラットフォームと融合。

電気系統で使われる配線の重量まで厳格にシェイプアップを進めた結果、アルトゥーラは最軽量の仕様で、乾燥重量1395kgを達成している。

ハイブリッド・コンポーネントの総重量は実に130kg(うちバッテリーが88kg、モーターが15.4kg)で、DIN車両重量は1498kg。

「ハイブリッド・パワートレインを“搭載しない”スーパーカーと同等」とマクラーレンが胸を張るエンジニアリングの結晶について、詳しくみていこう。

アルトゥーラ パワートレイン

搭載されるM630エンジンは、まったく新しいアルミニウム製V6ツインターボ・ユニット(ドライサンプ式)。

エンジンの最高出力は585psで、排気量1リッター当たり200psに迫る。最大トルクは59.7kg-m。レブリミットは8500rpmだ。

マクラーレン・アルトゥーラ
マクラーレン・アルトゥーラ

その重量はわずか160kg。マクラーレンのV8ユニットより50kg軽く、エンジン長も大幅に短い。

バンク角は120°となり、いわゆる“ホットV”にターボチャージャーを配置。

この新開発のV6と調和して働くのがコンパクトなアキシャル・フラックスEモーター。トランスミッションのベルハウジング内に搭載されている。

一般的なラジアル・フラックスモーターより小型で電力密度が高く、95ps/22.9kg-mを発生。その1キロあたりの電力密度はマクラーレンP1のシステムを33%も上回る。

モーターによる瞬時のトルクデリバリーは「トルク・インフィル」と呼ばれ、これが極めて鋭いスロットル・レスポンスの鍵に。

アルトゥーラは、0-100km/h加速3.0秒、0-200km/h加速8.3秒を達成。最高速度については、リミッターで330km/hに制限されている。

新開発のツインクラッチ・トランスミッションは、エンジン・ディスコネクトクラッチを介してデュアル推進システムから駆動力を得る。

パワーデリバリーとトルクデリバリーを最適化するため、既存のトランスミッションより1速増えたにもかかわらず、長さを40mm短縮。また、後退はモーターが逆方向に回転するので、リバースギアが不要となった。

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