【RSも導入】アウディeトロンGT 日本価格/サイズ/内装 EVの新型4ドア・クーペ 今秋発売へ

公開 : 2021.04.06 16:55  更新 : 2021.11.11 13:20

アウディの新型4ドア・EVクーペ「eトロンGT」が、日本披露されました。「RS」も導入へ。日本仕様の情報も届き始めました。

はじめに アウディeトロンGTとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)
画像・諸元は欧州仕様のものを含みます。

4月6日。アウディ ジャパンは「eトロンGT」と、その高性能バージョンである「RS eトロンGT」を日本で公開した。なお、発売は今年の秋を予定している。

eトロンGT、およびRS eトロンGT(以下、eトロンGTと略)は、2018年のロサンゼルス・モーターショーでプロトタイプが発表された。今年の2月にドイツ本国で市販モデルが正式に発表され、現地では受注を開始している。

アウディeトロンGT(欧州仕様)
アウディeトロンGT(欧州仕様)    アウディ ジャパン

アウディとしては、すでに日本でも発売されているSUVの「eトロン/eトロン・スポーツバック」に続く、2番目のBEV(バッテリー電気自動車)となる。

eトロン(およびeトロン・スポーツバック)はバッテリーなどをレイアウトしやすい、室内のスペースに比較的余裕のあるSUVであったが、このeトロンGTはスポーティな4ドア・クーペ。

しかも「GT」という名が示すようにグランツーリスモ、つまり長距離ドライブも楽しめるモデルであり、アウディおよびアウディ・スポーツGmbHにおける電動化モデルの先駆的存在となるクルマだ。

では、アウディのエレクトリック4ドア・グランツーリスモ、eトロンGTの概略を紹介していこう。

アウディeトロンGT 外観

eトロンGTのサイズは、全長4990×全幅1965×全高1410mm(RS:1395mm)、ホイールベースは2900mm。

近年、ヨーロッパを中心に流行している4ドア・クーペのスタイリングで、アウディ車の中ではA7スポーツバックに近いプロポーションだ。ルーフラインはそのA7スポーツバックより17mmも低く(欧州仕様)、大容量バッテリーを搭載したEVのパッケージングと、パワフルなプロポーションを備えたグランツーリスモの魅力的なデザインは矛盾しないことを証明して見せた。

アウディeトロンGT(欧州仕様)
アウディeトロンGT(欧州仕様)    アウディ ジャパン

アウディのアイデンティティであるフォーシルバーリングスが備わるフロントの六角形シングルフレームグリルは、EVらしく開口部は小さい。

ボンネットは下に大きなエンジンがないから低くフラットになり、優れた前方視界を提供。ボンネット両側のフェンダーは力強いカーブを描き、視界の良さを強調している。

長いボンネットとフラットなフロントウインドウが大きく傾斜したルーフラインへ流れるサイドビューは美しい。サイドウインドウは力強いボディの形状に緊張感をもたらし、リアに向かって大きく傾斜し、なだらかに傾斜したCピラーとともに筋肉質なショルダー部に溶け込んでいる。

鋭いエッジが走る前後のブリスターフェンダーは、初代の「クワトロ」から継承されているもので、このクルマが電動ながら4WDシステムを搭載していることを暗示している。

左右のLEDテールライトはユニークなグラフィックで、フラットなライトストリップで繋げられた。バンパー下にはディフューザーが備わり、トランクリッドにはリップスポイラーが組み込まれ、スポーティなスタイルを完璧に成立。なお空力的に優れたボディのCd値は、0.24を達成している。

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