【詳細データテスト】アウディE-トロンGT パフォーマンスは向上 快適性や俊敏さは改善の余地あり

公開 : 2025.04.12 20:25

改良版E−トロンGTは、パワーアップして魅力が増したものの、同じプラットフォームのポルシェ・タイカンにハンドリングや乗り心地で見劣りも。アクティブシャシーで改善できそうですが、それにはRSを選ぶ必要があります。

はじめに

ICEやハイブリッドを今後も使い続けることになりそうだが、2020年のE-トロンGTではじまったアウディのEV戦略は全開で進行中だ。

まさしく技術による先進を地で行く、スリークな4ドアクーペは、ポルシェとの共同開発の賜物だ。ドライビングを突き詰めるエンスージアストや、パフォーマンスとフィードバックをとことん追求せずにいられないなら、タイカンを選ぶだろう。

テスト車:アウディS E-トロンGT
テスト車:アウディS E-トロンGT    MAX EDLESTON

では、E-トロンGTはどうだろう。2台を比較すれば控えめなほうで、よりリラックスして付き合えるが、鈍い走りとは縁遠いことは、これまでの経験からわかっている。アップデート版は、そのあたりどうなっているのだろうか。

記事に関わった人々

  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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