【ちょうどいいサイズのSUV】日産キャシュカイ 欧州で1万台受注達成 「期待を上回る」反響

公開 : 2021.06.30 06:05

日産は、欧州で販売するコンパクトクロスオーバー「キャシュカイ」の受注が1万台を超えたと発表しました。

発表から約4か月で1万台

text:Takuya Hayashi(林 汰久也)

日産が今年2月に欧州で発表した新型クロスオーバーのキャシュカイは、すでに1万台を超える注文を受けている。

フルモデルチェンジにより3代目となったキャシュカイは、現在、欧州各地のディーラーに入荷が始まっているという。パンデミックの最中にありながら、購入者はバーチャルで車両を確認し、新開発のプラットフォームや電動パワートレイン、利便性、安全性などを知ることができる。

日産キャシュカイ
日産キャシュカイ    日産

新型キャシュカイは、先代モデルのコンセプトやデザインなど、開発の基本方針は踏襲されている。それに磨きをかけ、質感とドライビング・エクスペリエンスの向上を目指した。日産は、新しいCMF-Cプラットフォームにより、「クロスオーバーセグメントの水準を引き上げた」としている。

欧州日産のクロスオーバーの製品マーケティング担当ゼネラル・マネージャーのニコラス・ツェンは次のように述べている。

「最初にお会いしたお客様からは、先代のキャシュカイを大変気に入っており、新型車に乗るのが楽しみだというお言葉をいただいています。初代モデルからキャシュカイに乗り続け、今回の購入で3度目、4度目となる方もいます。これは、キャシュカイがお客様の日常生活に溶け込んでいる証です」

累計500万台売れている人気モデル

キャシュカイの設計、開発、生産はすべて英国で行われている。スタイリングはロンドンに拠点を置く欧州日産デザインセンター、エンジニアリングはベッドフォードシャー州クランフィールドのテクニカルセンター、生産はタイン・アンド・ウィア州サンダーランドにある工場が担当している。

初代キャシュカイ(日本名:デュアリス)は、クロスオーバーセグメントの先駆けとして2007年に欧州で発売された。実直なデザインとやや高めのドライビングポジション、走行性能、低燃費のパワートレインによりユーザーの支持を集めた。日産は「ちょうどいいサイズ」のパッケージと表現しており、同社によると、欧州における累計販売台数は300万台以上、全世界では500万台以上になるという。

日産キャシュカイ
日産キャシュカイ    日産

新型キャシュカイには、マイルド・ハイブリッド技術を搭載した1.3Lのガソリンエンジンが採用されている。140psと158psの2つの出力から選ぶことができ、6速MTまたは新しいエクストロニック(XTRONIC)CVTと組み合わされる。

12Vのマイルド・ハイブリッド・システムは、トルクアシスト、エクステンド・アイドリングストップ、クイックリスタート、コースティングストップ(惰性走行モード)を備え、燃費とCO2排出量を改善している。

来年にはパワートレインのラインナップを拡充し、eパワーが追加される。キャシュカイのeパワーは、156psのターボチャージャー付き可変圧縮比エンジン、ジェネレーター、インバーター、そして140kWの電気モーターを統合した高出力バッテリーで構成されている。

eパワーの特徴は、ガソリンエンジンを発電のみに使用し、車輪は電気モーターで駆動することにある。日本ではノートやキックスなどで馴染みのあるシステムだが、欧州への導入は今回が初となる。日産は、EVのようなシームレスな加速力と、充電が不要であることを強調している。

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