【おしゃれなクーペスタイル】新型フォルクスワーゲン・タイゴ 年内に欧州発売予定 Tクロスの兄弟車

公開 : 2021.07.29 19:05

南米向けに販売されていたSUVが、欧州へ初上陸。ポロやTクロスの兄弟車としてラインナップを補強します。

トレンディなクロスオーバー

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

フォルクスワーゲンは、クーペスタイルSUVの新型タイゴを欧州市場に導入する。南米ではニーヴァスとして1年前から販売されているが、一部仕様を変更して欧州に初上陸を果たす。

欧州仕様車のタイゴは、スペインのパンプローナで、MQB-A0プラットフォームを共有する兄弟車とともに生産される。

フォルクスワーゲン・タイゴ
フォルクスワーゲン・タイゴ    フォルクスワーゲン

サイズは日産ジュークと同等の全長4266mm、全高1494mm、全幅1757mmで、2566mmのホイールベースはポロやTクロスと近い。

トランク容量は438Lで、クーペスタイルでありながら、Tクロスと比べてもさほど大きな違いはない。

新型タイゴは、「力強く、スポーティな外観」を持つ「トレンディなクロスオーバー」と位置づけられている。Tクロスとの主な違いとしては、リアスポイラーに向かって傾斜するルーフライン、LEDヘッドライトを標準装備した新デザインのフロントエンド、無塗装のホイールアーチ、リアオーバーハングの延長などがある。

エンジンは3気筒と4気筒

インテリアは、Tクロスやポロによく似ている。マルチファンクション・ステアリングホイール、最新インフォテインメント・ソフトウェア「MIB3」を搭載したセンタータッチスクリーン、デジタルのメータークラスターなどが標準装備されている。

また、ゴルフ、ティグアンID.3に装備されているタッチセンサー式のクライメートコントロールや、プリディクティブ・クルーズ・コントロールやレーンキープなどを備えた運転支援システム「IQ.ドライブ」パッケージもオプションで用意されている。

フォルクスワーゲン・タイゴ
フォルクスワーゲン・タイゴ    フォルクスワーゲン

エンジンは、95psまたは110psのターボチャージャー付き3気筒ガソリンと、150psの4気筒ガソリンが用意されている。搭載されるエンジンに応じて、5速または6速のMT、または7速DSGが組み合わされる。

英国ではハイスペックな「スタイル」と「Rライン」が導入されることがわかっている。価格はまだ明らかになっていないが、Tクロスよりも若干高く設定されると予想される。

フォルクスワーゲンは、2021年後半に受注を開始し、2022年初頭に納車を開始する予定だ。

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