【詳細データテスト】ルノー・メガーヌ 斬新で優秀な動力系 室内装備は改善 次期モデル期待

公開 : 2021.10.09 21:25  更新 : 2021.10.19 12:02

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

インフォテインメント系テクノロジーにおいて、ルノーがマーケットをリードしたことはこれまで一度たりともなかった。しかし、イージーリンクと呼ばれる新型システムは、以前のRリンクから飛躍的な改善をみた。

この新システムは、タッチ式ディスプレイを採用。そのサイズは、グレードによって9.3インチと7.0インチが設定される。画面は大きく鮮明で、反応の素早さも十分だ。スマートフォンのようには使えないものの、フォルクスワーゲングループにはこれに劣るシステムもある。

システムは、従来のものより飛躍的に進歩したが、ショートカットの不足や、タッチ画面の使い勝手には改善の余地がまだまだ見受けられる。
システムは、従来のものより飛躍的に進歩したが、ショートカットの不足や、タッチ画面の使い勝手には改善の余地がまだまだ見受けられる。    OLGUN KORDAL

ビルトインのナビゲーションシステムはグーグルがベースで、方向指示は全体的に理にかなっていて、別ルートの選択も簡単だ。しかし、公共充電施設の表示はわかりにくい。

問題は、ホームボタン以外のショートカットが用意されないこと。そのため、走行モードの選択やナビゲーション、Apple CarPlayやAndroid Auto経由のメディアなどを切り替える際には、数回タップしなくてはならない。

さらに悪いことに、縦型ディスプレイ周辺には手を置いて固定できる場所がないので、押したいボタンに行き当たるまでに指が狙いを外して何度か突いてしまうこともある。

燈火類

メガーヌEテックは、全車フルLEDヘッドライトを装備するが、マトリックスLEDの設定はない。光量は十分だが、自動ハイビームの減光は素早くはない。

ステアリングとペダル

ペダルは、横方向の配置こそ完全に型通りだが、前後方向ではドライバーに近すぎるので、レッグルームが制限され、右足は窮屈な角度に曲げることを強いられる。ステアリングコラムには、それを補うほどのテレスコピック量がない。

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