【NボックスEVは2030年頃?】日産/三菱先行する「軽EV」 ホンダ/スズキ/ダイハツどう出る?

公開 : 2021.10.11 05:45

日産/三菱が先行している軽EV。ライバル3社の戦略に注目します。NボックスのEVについても予想します。

軽EV 先行するは日産/三菱

執筆:Kenji Momota(桃田健史)
編集:Taro Ueno(上野太朗)

日産は、三菱自との共同プロジェクトとして2社合弁企業のNMKVが企画/開発した軽自動車クラスの新型EV(電気自動車)を2022年度初頭、国内で発売すると発表している。

現時点で明らかになっているのは、駆動用のバッテリー容量がリーフのベースモデルの半分に相当する20kWhであること。

ホンダNボックス
ホンダNボックス

また、ボディサイズが全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mmであることだけだ。

スタイリングについては、2019年の東京モーターショーに出展されたIMkコンセプトがベースになる可能性がかなり高いと思われる。

この日産/三菱の軽EV量産化が正式に発表されてからも、軽自動車を企画製造する他メーカーからは、軽EVに対する動向が伝わってこない。

そこで、ホンダ、スズキダイハツについて、直近での各種発表と筆者(桃田健史)の取材を基に各社の軽EV登場の可能性について考えてみたい。

まずは、軽ベストセラーのNボックスを要するホンダからだ。

Nボックスは2021年上半期(4月~9月)の販売台数が9万453台となり、軽四輪新車販売台数でトップになっている。

Nボックスは初代が2011年12月発売で、2021年5月には累計200万台を突破した。

2代目へのフルモデルチェンジが2017年9月だったので、3代目登場は2023年頃が予想される。

果たして、そのタイミングでNボックスEVは登場するのだろうか?

NボックスEV 次の次のFMCで?

2023年頃、NボックスEV登場の可能性は低いと思う。

なぜならば、ホンダ全体の事業戦略上、乗用車で採用しているe:HEV技術を応用した軽ハイブリッド実用化が優先するからだ。

ホンダNボックス
ホンダNボックス    ホンダ

EVシフトについてホンダは、2021年4月の三部敏宏氏の社長就任会見の際、2050年カーボンニュートラル実現を目指して「2040年にグローバルで四輪電動化をEV/FCV(燃料電池)100%」と日系メーカーとしては異例ともいえる高い目標を掲げている。

その過程で、日本など先進国トータルとして、EV/FCV新車販売比率を2030年に40%、2035年に80%という設定とした。

これら数字と、日本でのホンダの四輪販売構成を照らし合わせてみると、軽EVの本格的な登場は2030年代前半と考えるのが妥当だろう。

つまり、Nボックスのフルモデルチェンジ時期としては、次(2023年頃)の次という予想が成り立つ。

とはいえ、仮に日産/三菱の軽EVが2020年代中盤にかけて、世間の予想を覆すような急激な普及が進めば、ホンダとしても3代目Nボックス、またはNシリーズの中でEV専用モデルを市場導入することも十分に考えられる。

いずれにしても、ホンダの電動化基本構想によれば、いまから19年後の2040年には、ホンダの軽自動車はすべてEVになっていることは間違いない。

では、軽自動車を事業の中核とするスズキとダイハツはどうなるのか?

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