2021年 日本メーカーが発売したクルマ、15車種 数は少ないが重要モデルばかり

公開 : 2021.12.29 08:25

忘れていませんか? 2021年に日本メーカーが発売したクルマを振り返ります。各社、重要なモデルが多いです。

注目度の高いモデルが並ぶトヨタ

コロナ禍、オリンピック、半導体不足と、悲喜こもごもさまざまな事件のあった2021年。

それでも数多くの新型モデルが日本市場に投入された。どんなモデルがあったのかを振り返ろう。

レクサスNX
レクサスNX    レクサス

まず、トヨタの2021年の新型車登場は7月のアクアからスタートする。そして10月までの3か月の間に5モデルが登場。

夏から秋にかけて計6モデルが投入されたのだ。

特にトヨタ・ブランドの新型車は、ベストセラーカーであるアクアに、トヨタSUVのフラッグシップであるランドクルーザー、そしてヒット濃厚なカローラ・クロス、スポーツカー・ファン待望のGR86というように、注目度の高いモデルばかりであった。

中でもアクアとカローラ・クロスは、大ヒット間違いなしの2台。

今年は年の中盤での投入であるため、年間ランキング上位進出は難しいが、来年は大躍進することだろう。

7月19日発売:アクア
8月2日発売:ランドクルーザー
8月26日発売:レクサスES
9月14日発売:カローラ・クロス
10月7日発表(11月以降発売):レクサスNX
10月28日発売:GR86

主力モデルを投入したホンダ日産

ホンダと日産の新型車は以下のようになる。

ホンダ

4月22日発売:ヴェゼル
8月5日発売:シビック

日産

6月4日発表(2022年1月発売予定):アリア
8月17日発売:ノート・オーラ

数こそ少ないものの重要モデル

新型車の数こそ少ないものの、ホンダと日産、どちらもメーカーにとっては非常に重要なモデルだ。

ホンダにとってシビックは歴史があるだけでなく、アメリカ市場の主力モデルの1つ。

ホンダ・シビック
ホンダ・シビック    宮澤佳久

また、ヴェゼルは日本におけるホンダの主力。ブランド的にもビジネス的にも重要な2モデルと言えるだろう。

同じように日産もブランドとビジネスの両面を支える2モデルが登場している。

ノート・オーラは、ベースとなるノートの上級を担うモデルだが、ノートと共に日産の日本市場をささえる量販モデルでもある。

ちなみに、最新のノートは昨年12月23日に発売を開始。ノートとノート・オーラの2台は、2021年の年間販売ランキングで日産車の中でトップになっている。

また、ノートとノート・オーラは、今年の日本カーオブザイヤーも獲得。今の日産を代表するモデルと言えるだろう。

一方、アリアは今年に発表されたものの、正式な販売は来年だ。

とはいえ、プレミアムなEVのSUVとして日産のイメージを牽引することが期待される。

これもまた、日産にとって非常に重要なモデルと言えるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    鈴木ケンイチ

    Kenichi Suzuki

    1966年生まれ。中学時代は自転車、学生時代はオートバイにのめり込み、アルバイトはバイク便。一般誌/音楽誌でライターになった後も、やはり乗り物好きの本性は変わらず、気づけば自動車関連の仕事が中心に。30代はサーキット走行にのめり込み、ワンメイクレースにも参戦。愛車はマツダ・ロードスター。今の趣味はロードバイクと楽器演奏(ベース)。

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