価格急騰も 2022年、25年ルールでアメリカへ合法輸出する人気車 7選

公開 : 2022.01.01 07:05

ホンダシビック・タイプR(EK9) 1997年8月

1997年に発売された初代シビック・タイプRはホンダのタイプRシリーズとしては、NSX/インテグラに続く3番目となる。

185ps/8200rpmを発揮するB16B型1.6L直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、可変バルブタイミング機構のV-TECによってリッターあたり100pを超える。

ホンダ・シビック・タイプR(EK9) 1997年8月
ホンダ・シビック・タイプR(EK9) 1997年8月    ホンダ

そのパワーを支える足回りもフロントのヘリカルLSDをはじめ専用チューニングが施される。

とにかくコーナーを積極的に走るのが楽しいクルマに仕上がっている。

アメリカは90年代からのスポコン(スポーツコンパクト)ブームでアコード、シビック/インテグラ/CR-Xといったホンダ車の人気が非常に高い。

EK9の合法輸入が本格化すれば価格はもっと高騰するであろう。

また、同時にホンダ製スポーツカーの人気が高い香港でもEK9は驚くほど高額で取引されている。

アメリカに行く前に、香港にかなりの台数が渡っており今後もさらなる高騰が続くと考えられる。

同時に盗難報告も増えておりオーナーは細心の注意を払って防犯対策を講じて欲しい。

三菱パジェロ・エボリューション 1997年10月

パジェロと言えば80年代からパリ・ダカールラリーに参戦し輝かしい戦績を納めてきた4×4として世界的に知られる。

こちらのパジェロ・エボリューションは4回目の総合優勝をかざった1997年に登場した。

三菱パジェロ・エボリューション 1997年10月
三菱パジェロ・エボリューション 1997年10月    三菱

レギュレーションの変更によって、1998年から市販車改造クラス(T2)での参戦となり、そのベース車両として開発されたのがパジェロ・エボリューションなのである。

中身は標準のパジェロと別物である。

全幅90mmのワイド化されたボディをはじめ、エンジンは専用設計の6G74型3.5L V6DOHCを搭載。最高出力280ps(6500rpm)を発生する。

アメリカではこのようなラリー車はあまり人気がなかったが、ランエボの人気に伴いその希少価値とともに意外な人気になりそうである。

トヨタアリスト(2代目) 1997年8月

スポーティセダンの代名詞として人気を博した初代アリストに続き、1997年~2004年まで生産された2代目アリストは北米ではレクサスGSとして人気を博した。

初代がクラウン・マジェスタとの共通プラットフォームであったことに対して2代目は新開発の専用プラットフォームを採用。

トヨタ・アリスト(2代目) 1997年8月
トヨタ・アリスト(2代目) 1997年8月    トヨタ

その恩恵によってオーバーハングの短縮が実現し、エンジン搭載位置の変更による重量配分の適正化なども図られハンドリングが大幅に向上している。

搭載エンジンは直列6気筒2JZ系のNAとターボの2本立てに。可変バルブタイミング機構VVT-iの採用により、全域でトルクフルなエンジンとなり加速性能により磨きがかかっている。

昨今、アメリカでは「スタイリッシュな日本のスポーツセダン」が特にドリフト車両に改造するベース車として人気を集めている。

よって90系マークIIや100系チェイサーが高値で取引されている。マークII 3兄弟の兄貴分的存在であるアリストも、間違いなく人気となるだろう。

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