内外装一新 フォルクスワーゲンTロック、2022年モデル欧州発売 運転支援も強化

公開 : 2022.03.06 06:05

フォルクスワーゲンの人気クロスオーバー、Tロックの改良新型が欧州で発売。デザインと機能が強化されました。

人気モデルがアップグレード 仕様向上

フォルクスワーゲンは、改良新型のTロックを欧州で発売した。価格は2万5000ポンド(約380万円)からで、「ライフ」、「スタイル」、「Rライン」の3つのグレードがある。

エントリーグレードのライフには、8.0インチのインフォテインメント・システム、LEDヘッドライト、8.0インチのデジタルメーターディスプレイ、携帯電話のワイヤレス接続機能、16インチホイール、アンビエントライトが装備されている。

フォルクスワーゲンTロックRライン
フォルクスワーゲンTロックRライン    フォルクスワーゲン

また、全モデル共通でレーンアシストやアダプティブ・クルーズコントロールが装備されている。

販売の中核を担うと見込まれる中間グレードのスタイルは、2万7635ポンド(約420万円)から。17インチホイール、デジタルコクピット・プロ、マイクロフリース仕上げのスポーツコンフォートシート、ナビ、プライバシーガラスが追加され、ヘッドライトもLEDプラス仕様となる。リアバンパーはスタイル専用デザインを採用。

Rラインは3万435ポンド(約463万円)からで、スポーティーなエクステリアデザイン、スポーツサスペンション、ヴァレンシア製17インチホイール、プログレッシブステアリング、シルバーのルーフレールを採用。インテリアではブラックのルーフライニングや、グロスブラックのダッシュボードデザインが施される。

Tロック・カブリオレの価格は3万530ポンド(約465万円)からで、グレードとしてスタイルとRラインを設定。デザインも一新され、LEDマトリクスヘッドライト「IQライト」や専用カラーが追加されている。

最上位モデルのTロックRは、4万445ポンド(約615万円)から。7速DSG、四輪駆動システムを搭載する。

エクステリアは全体的にリフレッシュ

改良により2022年モデルとなったTロックは、内外装デザインのアップグレードに加え、ガソリンおよびディーゼルエンジンが大幅に改良されている。今回の改良は、全世界で100万台以上販売されている人気クロスオーバーの競争力を高めることを目的としており、5ドアモデルとカブリオレの双方が対象となった。

フロントエンドは大きく印象を変えた。新デザインのヘッドライト(マトリクスヘッドライトをオプション設定)や、エンブレムを挟むグリル中央のライトバーを採用したほか、デイタイムランニングライトとエアダクトを含むバンパーデザインの変更などが行われている。

フォルクスワーゲンTロック・カブリオレ
フォルクスワーゲンTロック・カブリオレ    フォルクスワーゲン

リアでは、新しいグラフィックが施されたLEDテールライトと、新デザインのリアバンパーを採用。アルミホイールもデザインを改め、直径16インチから19インチまで用意されている。2トーンカラー、アルミニウムまたはブラックディテールを用意するなどカスタマイズの幅を広げた。

パフォーマンス重視のTロックRは、独自のスタイリングを採用したフラッグシップとなっている。専用フロントバンパー、縦置きのデイタイムランニングライト、より大型のエアダクト、ヘレス製18インチアルミホイール、アルミ調のミラーハウジング、大型スポイラー、ダークテールライト、ディフューザー、4本出しマフラー(オプションでゴルフRと同じくアクラポビッチ製チタンマフラーも用意)などを標準装備する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

関連テーマ

おすすめ記事

 

フォルクスワーゲンの人気画像