プジョーe-208 改良により航続距離アップ、NMCバッテリー採用へ 2023年欧州発売予定

公開 : 2022.09.28 06:05

プジョーe-208の改良新型が発表されました。来年に欧州で発売予定で、新型e-308と同じパワートレインを搭載し、航続距離と出力が向上しています。

NMCバッテリー採用で効率アップ

プジョーe-208の改良新型が、来年に欧州で発売される予定だ。新しいパワートレインによって出力が向上し、航続距離も大幅に延長される。

改良後のe-208は、先日公開された新型e-308と同じパワートレインを採用し、51kWhバッテリーを搭載することになった。最高出力は138psから158psに、航続距離は362kmから400kmに向上している。

プジョーe-208
プジョーe-208    プジョー

プジョーはまだ詳細な性能値を公開していないが、0-100km/h加速のタイムは8.0秒未満と予想される。

新たに採用されたバッテリーは、ニッケル80%、マンガン10%、コバルト10%で構成されており、従来のリチウムイオンよりも高効率であるという。

さらにプジョーは、ヒートポンプ、湿度センサー、新しい変速比、16インチのクラスA+タイヤの採用により、平均エネルギー効率を5.18mpkWhに向上させたとしている。また、寒冷地における性能も改善され、特に氷点下での航続距離が伸びているとのこと。

充電速度は最大100kWと変わらず、20%から80%まで25分未満で充電することができる。

欧州向けの価格はまだ発表されていない。

プジョーe-208は2019年の発売以来、11万台が販売されている。ガソリンモデル、ディーゼルモデルを合わせた208全体の販売台数は、欧州ではほぼ常にトップ5をキープしている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事