シトロエンDS5 LS

公開 : 2014.08.23 23:40  更新 : 2021.03.05 21:44

■どんなクルマ?

DS5のサルーン版という立ち位置であるDS5 LS。ハッチバックの兄弟車たちとともに、中国は深圳(しんせん)市にある、長安汽車とPSAが共同運営をおこなうCAPSA工場で組み上げられる。ドイツのライバル勢と真っ向勝負することを目的に作られていることは、皆さんがご存知のとおりだ。

ボディ・ラインが多量のクローム・パーツで強調される点は、よくある手法。外観に目新しさはない。シトロエンのロゴは見当たらず、ボディに貼り付けられているのは ’DS5’ と ’LS(ラグジュアリー・サルーンの意)’ のみとなっている点は興味深い。

中を見れば、タッチスクリーン方式へと変更されたインフォテインメント・システムが採用され、余分なスペースはドリンク・ホルダーとしても使える小物入れが用意される。

ステアリング・ホイールやダッシュボードは標準のDS5からキャリーオーバーされているが、オリジナルほどの惹きつけられるようなデザイン上の魅力はない。またヘッドアップ・ディスプレイもLSには装着されない。

■どんな感じ?

中国市場において、なによりも重要視されるのは後部座席のレッグ・スペースであるため、アウディA4やBMW3シリーズ、慎ましやかなスコダ・イエティでさえもホイールベースは延長されている。

しかし標準のDS5における目立った不満はといえば、後部座席足元のスペース不足だったというのに、シトロエンはLSのホイールベースを引き伸ばすことはしなかった。それどころかLSは標準よりも全長は伸びているにも関わらず、実際のホイールベースは12mm短くなっているのである。それゆえに足元はお世辞にも広いとは言いがたく、パノラミック・サンルーフは排除されているけれど、頭上スペースにも変更はない。

中国ではディーゼル・エンジンのウケが悪いため、ハイブリッドが生き残りをかけて奮闘している。したがってこのクルマの選択肢も1.8ℓガソリン・エンジンか、PSAとBMWが共同開発した1.6ℓターボのプリンス・エンジンのみとなる。上海の市街地をテストしたモデルには後者のエンジンが組み合わせられていたが、力づよさがあり、必要に応じた加速も申し分なかった。

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