ラングラー初のPHEV ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xe日本発売

公開 : 2022.12.14 14:20  更新 : 2023.04.19 14:45

ステランティス・ジャパンは、PHEVモデルのジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xeの受注を開始しました。

ラングラー初のPHEV

ステランティス・ジャパンは、ラングラー・アンリミテッド・ルビコンにプラグインハイブリッド(PHEV)モデル「4xe」を追加し、2022年12月14日より、全国のジープ正規ディーラーを通じて受注を開始した。

価格(税込)は、1030万円。左ハンドルのみの設定。

ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xe
ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xe    ステランティス・ジャパン

「ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xe」は、オフロード走行のポテンシャルアップと、約42kmを電気のみで走行可能な高効率かつスムーズな走りを両立し、本格オフローダーに新たな可能性をもたらすモデル。

2L直列4気筒ターボエンジン、2基の電気モーター、350Vのリチウムイオンバッテリーに、8速オートマティックトランスミッションを組み合わせる。

エンジンにマウントされるP1モーターは、滑らかにエンジンを始動させることで燃費低減機能を実現するほか、バッテリーパックに供給するための電気も生み出す。

トランスミッション前部には、P2モーター(高電圧モータージェネレーター)を備えており、エンジンとP2モーターは2つのクラッチで制御され、バイナリークラッチと呼ばれる動力を伝達するスイッチが開いた状態で100%のEV走行モード、閉じるとエンジンとモーターの出力が融合される。

P2モーターとトランスミッションの間に備わるもう1つのクラッチは、トランスミッションとの噛み合いを調整し、ドライバビリティと効率性を向上させる。

「4xe」では、エンジンフード、ボディサイドの「TRAIL RATED」バッジ、リアエンブレムにブルーのアクセントカラーが配されるなどの差別化が図られている。

インテリアにもブルーのステッチが施され、特別感を演出する。

ボディカラーはブラックC/C、ブライトホワイトC/C、アールC/Cの3色を設定し、いずれもブラック内装を組み合わせる。

3つの走行モード

ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xeは、運転席でのボタン操作により、以下の3つの走行モードを選択できる。

ハイブリッドモード

道路状況やドライバーの操作に応じて、電気モーターとエンジンの作動状況を自動で最適化。

ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xe
ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xe    ステランティス・ジャパン

バッテリーに電気が十分に蓄えられた状態ではモーター駆動(EV走行)が優先されるが、充電レベルが低下するとガソリンエンジンとモーターを併用したハイブリッド走行モードに切り替わる。

エレクトリックモード

排出ガスを出さない100%EV走行をおこなうモード。満充電の状態では、約42kmを電気のみで走行可能。

通常はモーターで駆動するが、充電レベルが最低限になった場合やアクセルペダルを強く踏み込んだ場合にはエンジンが始動する。

eセーブモード

バッテリーの充電レベルを維持するモード。このモードでは、充電レベルが十分な状態においてもエンジン主体で走行する。

タッチパネルモニター内の「ハイブリッドエレクトリックページ」から、「バッテリー節約」と「バッテリー充電」のいずれかを選択することができる。

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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