プジョー 次世代車コンセプト「インセプション」 1月5日公開へ

公開 : 2022.12.16 06:05

プジョーは、新しいコンセプトカー「インセプション」を1月5日に公開すると発表しました。2025年以降の次世代EVのテーマとなる内外装デザインを表現するとのことです。

次世代EVのテーマを表現

プジョーは、2023年1月5日(現地時間)に米ラスベガスで開催される電子機器見本市CESで、新しいEVコンセプト「インセプション」を披露することを明らかにした。

従来の内外装デザインを大幅に見直したもので、テールライトやフロントグリルなど、予告画像も一部公開されている。

プジョー・インセプション・コンセプトの予告画像
プジョー・インセプション・コンセプトの予告画像    プジョー

プジョーは2023年を「エレクトリック・イヤー」と称し、e-208 GTやe-308、e-308 SWなど複数の新型EVを発売する見込み。また、2024年までに全モデルに電動化バージョンを導入する計画である。

インセプション・コンセプトは、2025年以降の電動化モデル、特にEVがどのようなモデルになるかを示すものだ。

プジョーのリンダ・ジャクソンCEOは記者団に対し、インセプションは「単なる象徴的なジェスチャー以上のもの」であり、「より多くの喜びのために自動車体験を刷新する」というビジョンを具現化するものであると述べている。

ジャクソンCEOによると、プジョーは全面的な電動化に向けて、空間構成、運転の動作、「車内および車両周辺の体験」という顧客体験の3つの重要な要素を改革することになるという。インセプションはこの未来像を示すもので、特にインテリアデザインを「数段階進化」させるとのこと。

インセプションは、必ずしも市販車を予告するものではなく、あくまで次世代モデルで追求するいくつかのテーマを探るものだ。

ジャクソンCEOは、「プジョーというブランドの価値を投影するもの」と述べたが、ステランティスのプラットフォーム(おそらくC-Dセグメントの乗用EV向けSTLAミディアム・アーキテクチャ)をベースにすること以上の詳細については、言及を避けた。

プジョーにとってインセプションは、2018年に公開された「Eレジェンド(E-Legend)」以来のコンセプトカーとなる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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