ルノー・トゥインゴ vs フォルクスワーゲンUp!

初代トゥインゴは、南アメリカやヨーロッパで14年間に渡り販売されたのだけど、なぜかここ英国だけは販売されなかった。

チャーミーなヘッドライトをもつこの小型車は、何も見た目だけが売りでないところが面白い。細かく見ていけば、クルマ好きの心を揺り動かすギミック(と特異なフランス臭)が満載なのだ。

今までに何度かテストする機会に恵まれたのだけれど、屈託のないキャラクターや、巧みなコスト・コントロールに唸らされたのを昨日のことのようにはっきりと覚えている。

シートを折り畳んで自転車を積み込み、カッコつけずに出かける、と言ったスタイルがこれほどに似合うクルマはなかなか無い。むろんフランスのティーンエイジャー皆が惚れ込んでいたかは定かではないけれど、運転の面白さと相まって、確固たる地位を築いていたことだけは疑いようがない。

今回テストに連れだした現行型のトゥインゴも、初代の ’旨味’ を十分に引き継いでいる。

ではこのクラスのベンチマーク、フォルクスワーゲンUp!と較べてみるとどうなのだろう。必然的といえば必然的な疑問だ。

それでは早速、小型車の重要な要素でもあるインテリアから見ていくことにしよう。

まずはUp!から。テスト車両のUp!は全グレードの中でも最も高級なグレードに位置するのだが、フォルクスワーゲンのラインナップから考慮すると最も兼価なモデルだ。しかしながら、質感はもはや熟達の域。小さいクルマだからと言って、お粗末な作りをしていないのは、さすがはフォルクスワーゲン。これならば長距離を走行しても疲れることはなさそうだし、少なくともどんな層のドライバーも感心するレベルではある。

 
最新試乗記

人気記事