マツダの新世界! レトロスポーツ登場 CX-5改良型の特別仕様車を見てきた

公開 : 2023.09.04 11:30

ディーゼル&2Lガソリン 価格は?

実車の印象は、スポーティさと上質さのバランスの良さ。「スポーツ・アピアランス」が上級感を高めた一方で、やや重厚感も感じるようになったためだ。

スポーツ色の強い「ブラックトーン・エディション」までクールに徹してもない。そのため、「レトロスポーツ・エディション」には、優しさと爽やかさを感じるのだ。

スエード調生地のレガーヌを座面中心部に採用。テラコッタカラーのステッチが美しい。
スエード調生地のレガーヌを座面中心部に採用。テラコッタカラーのステッチが美しい。    宮澤佳久

インテリアは、「レトロ」を意識した温かみとスポーティさを併せ持つインテリアに仕上げられており、CX-5の魅力である居心地の良さが際立った。シートは、テラコッタ部は合成皮革だが、ブラック仕上げのシート中央をパーフォレーション(穴あき加工)のレガーヌとすることで、肌触りの良さに加え、蒸れにくく滑りづらい構造となっており、機能性を高めている点も見過ごせない。

同モデルは、「ブラックトーン・エディション」だと、ちょっと尖りすぎと感じる人や上級指向の人にお勧めできるし、上級感がありながら、「スポーツ・アピアランス」よりも価格も抑えられており、お買い得だ。

パワーユニットは、人気のクリーンディーゼル「XD」に加え、お手頃な2.0Lガソリン車「20S」も選べる。駆動方式はいずれもFFと4WDの選択が可能だ。

「レトロスポーツ・エディション」の価格は、XDで374万5500円~397万6500円。20Sで342万6500円~365万7500円となる。

CX-30とマツダ3の本特別仕様車については、続報でお届けしよう。

記事に関わった人々

  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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