トヨタbZ4X一般販売も解禁 一部改良のタイミングで実用性と装備充実化

公開 : 2023.10.26 07:45

トヨタはBEVであるbZ4Xを一部改良しました。加えてサブスクリプションだけでなく、一般販売も解禁するとアナウンス。実用性と装備を充実し、今までよりぐっと身近になるトヨタの電気自動車の詳細を見ていきましょう。

トヨタのBEVであるbZ4X そもそもどんな車?

トヨタは、BEVであるbZ4Xを一部改良し、扱いやすさをさらに向上させるとともに、より幅広い顧客へ向け、サブスクリプションサービス「キント」及び全国トヨタレンタリース店を通じたリース販売に加え、全国のトヨタ販売店を通じて現金一括、残価型割賦などの一般販売を11月13日より開始すると発表した。

bZ4X主な改良内容

1.急速充電時間の改善

冷間時のバッテリー暖機性能向上等により、低外気温下における充電時間を短縮(駆動用電池充電警告灯点灯から充電量約80%までの充電時間を最大30%削減。)

BEVとしての実用性向上

トヨタbZ4X
トヨタbZ4X

・消費電力の抑制と空調制御の最適化により、実航続距離を延伸
電費向上に貢献するオート(エコ)モードを自動起動化とし、消費電力が高いエアコンへの依存度を下げ、シートヒーター/ステアリングヒーター等を通じて直接的に乗員を暖めることで、省電力を実現した。さらに空調制御の最適化を行い、消費電力を抑制(含、オートモード時以外)湿度センサーを採用し、フロントガラスの曇りを検知し、外気取り込みのタイミングをより精密にコントロールする。また充電中における車両充電状態の情報を、メーター表示に追加し、現充電残量から、長距離ドライブ時などの急速充電器使用時に重要となる80%までの充電時間と、現充電残量でのエアコンON/OFF別の走行可能距離をメーターに表示する。

装備の充実

・後席シートヒーター/助手席8Wayパワーシート/ブラック塗装のホイールアーチモールをZグレードに標準装備
・フラッシュハザードランプ(後方車両への接近警告)を全車に標準装備

Gグレードの追加設定

18インチアルミホイール/4眼LEDヘッドランプ/12.3インチHDディスプレイ等、必要な機能や装備を厳選し、価格を抑えたGグレードを新設定した。なお、Gグレード(FWD)のWLTC一充電走行距離は567kmとなる。

メーカー希望小売価格(税込)はGグレードFWDが550万円/Gグレード4WDが600万円で、ZグレードFWDが600万円/Zグレード4WDが650万円。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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