トヨタbZ4X(2) 良い意味でクラスの「中庸」 テスラ・モデルYより日産アリアに近い印象
公開 : 2026.01.20 18:10
徹底アップデートを受けたbZ4X 効率を高め航続距離を伸延 大幅に使いやすくなったタッチモニター 必要充分なパワーにダイレクト感増した操縦性 悪路性能も向上 UK編集部が試乗
もくじ
ー必要充分なパワー 回生用パドル獲得
ーダイレクト感が増した操縦性 快適性も高い
ースバルの技術で向上した悪路性能
ー良い意味でクラスの中庸 トヨタ車らしい
ートヨタbZ4X デザイン FWD(英国仕様)のスペック
必要充分なパワー 回生用パドル獲得
次世代級のアップデートを受けた、トヨタbZ4X。それでも、平均的なユーザーにとって必要充分なパワーを発揮し、日常的に運転しやすい特徴に変わりはない。
シングルモーターは224psの前輪駆動で、発進加速は力強く、高速道路の速度域まで加速力は衰えない。追い越し車線の流れへ合わせると、トルクが物足りなく感じるが。

ツインモーターの四輪駆動は、342psへ上昇。アクセルペダルを7割ほど傾けると、トルクが急上昇する特性はあるものの、ATのキックダウンのように、高速道路の追い越しなどでは便利といえる。
特筆したいのが、新たに回生ブレーキ用パドルを得たこと。ワンペダルドライブには対応しないが、惰性走行状態からかなり効きの強い状態まで、4段階に切り替えられる。1番強力にすれば、ブレーキペダルを殆ど踏まずに速度管理でき好ましい。
ダイレクト感が増した操縦性 快適性も高い
ステアリングとサスペンションのマウントが強化され、従来より操縦性はダイレクト感が増した。四輪駆動の方が僅かにステアリングレシオはクイックとのことだが、どちらも充分機敏に回頭していく。カーブでのボディロールも小さい。
グリップの限界を迎えると、前輪駆動版は特にアンダーステアが顕著ながら、概ね狙い通りに大きすぎないボディを操れる。旋回速度も低くない。

乗り心地はソフト側にあり、荒れた路面でもしなやかで快適性は優れる。強い入力を受けても、落ち着きを失うことなく、ゆとりのあるストロークで巧みに均される。テスラ・モデルYより、日産アリアへ印象は近いといえる。
走行中の静寂性も改善した様子。アップデートで、リアのホイールアーチとバルクヘッドが改良された効果だろう。
スバルの技術で向上した悪路性能
ツインモーター版では、オフロード性能も大幅に向上した。スバルの技術協力により、X-モードと呼ばれるトラクション・コントロールと、ヒルディセント・コントロールを獲得。普通のタイヤでも、ぬかるんだ泥地以外、殆どの不整地を走破してみせた。
トルクベクタリング機能も有効で、ハルデックス・カップリングが組まれた四輪駆動のような、積極的なダート走行も可能。フロントタイヤを空転させつつ、トラクションの掛かるリアタイヤが、カーブ出口でボディを確実に押し出してくれる。

試乗した18インチ・ホイールを履くデザイン・グレードの場合、高速道路などを交えた複合的な条件での平均電費は、温かいスペインで7.0km/kWhと優秀。20インチを履く四輪駆動のエクセル・グレードでは、5.4km/kWhだった。
ただし、多くのバッテリーEVの例に漏れず、気温が低い環境では電費が悪化する。後日、英国で寒い雨の日に試乗したところ、4.9km/kWhが表示されていた。










































































































































