いい味出てる 初代ハイエース トヨタ車体のレストア、完成まであと一歩?

公開 : 2023.11.06 18:15

完成前なのに、すでに人気モノ

リアサイドドアはスライド式ではなくヒンジ式。リアサイドウインドウ・ガラスは、かなり大きい1枚もの。

リアゲートは上下2分割タイプと、現代の目線で見るとなかなかユニークだ。

初代ハイエース・デリバリーバン(ジャパン・モビリティショー2023)
初代ハイエース・デリバリーバン(ジャパン・モビリティショー2023

さて、内外装はフルレストアされた初代ハイエースだが、残念ながら機関にはまだ手をつけられていない。つまり、自走することはできない。

12R-J型と呼ばれる1.6Lのガソリンエンジンと前述のように4速マニュアルミッションを搭載しているのだが、次はこれのレストアに着手するという。

それでも、この状態でも見てみたいというファンは多い。そのため、オーナーズミーティングなどのイベントにはトランスポーターで運んで展示される機会があるそうだ。

ちなみに、走れる状態になり、ナンバーを取得するとなると「4ナンバー」登録になる。

鮮やかなブルーの初代ハイエースが、自走して多くのファンが待つミーティング会場などにやって来る。そんな姿を心待ちにしているファンだけでなく、ひとりのクルマ好きとしても、レストアが完成する日を楽しみに待ちたい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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