アルピーヌA110 詳細データテスト 完成度の高いシャシー モアパワーがほしい もう少し安ければ

公開 : 2023.11.25 20:25

使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆

インフォテインメント

7.0インチのタッチ画面式インフォテインメントシステムは、2022年にA110がマイナーチェンジした際に大幅なアップデートを果たした。USB−Cポートは2口あり、AppleもAndroidもスマートフォンのミラーリングはワイヤレス。本体のソフトウェアは、OTAアップデート対応となった。

ホーム画面のレイアウトはカスタマイズが効き、頻繁に使う機能へ素早くアクセスできる。トップには操作バーが常に表示され、スマートフォンの画面からも車載システムからも簡単に操作できる。そのため、コネクティッド機能の不足はほとんど感じない。

インフォテインメントシステムは、2022年の改良で大幅に進化した。おなじみのオーディオスイッチも便利だが、それをなくしてもシフトパドルを下へ伸ばしてほしかった。
インフォテインメントシステムは、2022年の改良で大幅に進化した。おなじみのオーディオスイッチも便利だが、それをなくしてもシフトパドルを下へ伸ばしてほしかった。    JACK HARRISON

また、メイン画面にはテレマティックス機能もあり、ブースト圧やギアボックスの温度、エンジンのパワーとトルク、操舵角など、サーキット走行時に確認したい情報が表示できる。

ルノーではおなじみのオーディオ操作レバーは、アルピーヌでもステアリングコラムに健在。少なくとも音量調整には便利だが、シフトパドルを下まで伸ばすことができない原因にもなっている。この手のクルマにどちらが重要かは、いうまでもないだろう。

燈火類

LEDヘッドライトは標準装備で、ハイ/ローとも申し分ない仕事ぶり。闇夜を昼間のように明るくする、というほどではないが。

ステアリングとペダル

ペダルレイアウトは良好で、ブレーキは右足のほうが操作しやすいが、左足も十分に届く。フットウェルも狭苦しくはない。ステアリングコラムは、背の高いドライバーなら、もう少しテレスコピック量がほしいと思うかもしれない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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