アルピーヌA110 詳細データテスト 完成度の高いシャシー モアパワーがほしい もう少し安ければ

公開 : 2023.11.25 20:25

快適性/静粛性 ★★★★★★★☆☆☆

長距離移動をもっとも静かにこなすスポーツカーではないが、そうである必要はないという意見には賛同いただけるだろう。

そう、これは普通のA110ではない。80km/h巡航での室内騒音は、2022年にテストしたレジャンドGTが67dBAだったのに対し、A110Rは69dBA。実感できるほどの差だが、耐えられないほどではなく、耳栓が必要なことはない。76dBAだったポルシェケイマンGT4 RSに比べれば、かなり楽だ。

静粛性は高くないが、この手のクルマとしては十分許容できる。シートを調整すれば、頭上空間が足りないこともないはずだ。
静粛性は高くないが、この手のクルマとしては十分許容できる。シートを調整すれば、頭上空間が足りないこともないはずだ。    JACK HARRISON

アクティブエグゾーストの類は備わらないが、巡航時に唸るようなことはない。アクスルとタイヤからはロードノイズも聞こえるが、車内での会話を妨げるほどではない。

座面高の調整は、ちょっとばかり手がかかる。それでも、いったん位置が決まれば、そこから動かすことはないだろう。低くすれば、身長180cm以上でヘルメットを被っても、天井に当たらず運転席に収まるはずだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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