Juju(野田樹潤)ブログ

2021.09.21

【Juju(野田樹潤)ブログ】第59話:デンマークF4第5ラウンド 着実にポイント獲得 最終戦、期待大

中古タイヤで着実にポイントを!

今回のレースはなんとプラクティスから予選、3つのヒート(レース)が全て9月18日におこなわれるというすごいスケジュールでした。

何かトラブルが起きると対処する時間が十分になく、むずかしいです。

今回のわたしたちの作戦は前回温存した中古タイヤで予選と最初の2ヒートを走ってポイントを稼ぎ、ヒート3でニュータイヤを下ろして勝ちに行くというもの。

デンマークF4は1ラウンドに1セットしか新品タイヤを使えないです。だからいかに次のラウンドに向けて状態の良いタイヤを残しておけるかということも重要な戦略なのです。

でも使うタイヤの制限がないプラクティスは新品タイヤでどれくらいのタイムが出るのか試すことに。

そこで無事トップタイムだったのでホッと一安心。

プラクティスは新品タイヤ。予選とヒート1〜2は中古タイヤでしのぎ、ヒート3で新品タイヤを下ろして勝ちに行く作戦。 撮影:NODAレーシング

続く予選は中古タイヤを使って3位に食い込めました。

ヒート1はタイヤを労わりつつ、完走してポイントを稼ぐことが大事。監督も「5位くらいには入れれば上出来」と言っていました。

5位だとリバースグリッドになる第2レースのスタート順も悪くないという考えです。

ところがレースがはじまってみると中古タイヤと若干多めの燃料でも、いいペースで走ることができちゃったんですね。

ヒート1の結果は予想外の(?)2位。このためヒート2は7位スタートになってしまったのですが、ちょっと自信つきましたね。

続くヒート2でも7位から3つ順位を上げ、4位でフィニッシュ。

久しぶりに順調な週末が過ごせてる! って感じでした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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