Juju(野田樹潤)ブログ

2022.10.13

【Juju(野田樹潤)ブログ】第77話:初の市街地コース、タイミングが難しい! Wシリーズは打ち切りに

あっという間の決勝 シリーズの存続は?

2日の決勝レースのスタートではいつもどおりロケットスタートを決めることができ、3台をパスして1コーナーをクリア。

続く左コーナーには右前を走るマシンのインを伺うような位置取りで入っていきました。

すると急に右前のマシンがわたしに気づいたのか無謀なライン取りで切り込んできたのでした。

わたしの左側はコンクリートの壁だったので避けることもできず、フルブレーキングもむなしく接触。

わたしのマシンは走行不可能な状態になってしまったのでした。

なんとわたしのシンガポールのレースは、プラクティスから流れに乗れず、予選でも出遅れ、決勝レースでは1周もすることなく終了という結果になってしまったのでした。

アクシデントに関しては、わたしは前のマシンを抜けるとは思っていなかったし、まだレース序盤なので無理するつもりもなかったのに……という感じ。

こういう時もあると思って気持ちを切り替えるしかないですね。

シンガポールのレースは、プラクティスから流れに乗れず、予選でも出遅れ、決勝レースでは1周もすることなく終了という結果に。 写真:Wシリーズ

最後にWシリーズについての話を少し。

最近ニュースになったのでご覧になった方もいるかもしれませんが、今後予定されていたレースが中止になり、シリーズ自体も打ち切りになりました。

シリーズの財政状況の悪化が原因です。

わたしたちも今回のレース期間中に2回ほど集められ説明を受けました。

父、野田英樹と。 写真:Wシリーズ

このような困難な状況の中でも、夢の実現に向けて何が出来るかを考えるのみです。

負けても負けても諦めない。

引き続き応援をよろしくお願いしますね。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
 
 

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