クルマ漬けの毎日から

2023.07.30

シトロエンの電気自動車「e-C4 X」に試乗。予想以上に洗練されたクルマだと感じました。

シトロエンe-C4 Xに思わず感動!【クロプリー編集長コラム】

もくじ

洗練性 予想以上
短所は航続距離 しかし……

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

洗練性 予想以上

シトロエンe-C4 Xを運転して帰宅。このEVを現時点で500mileほど(約800km)運転したが、これまで私はこのクルマのことを軽視しすぎていたと感じている。

シトロエンe-C4 Xの最大の持ち味は柔らかいサスペンション。乗り心地は快適。

というのも、このシトロエンはヴォクゾール(オペル)・アストラとコンポーネントを共有しているので、似たようなクルマだろうと勝手に思い込んでいたのだ(これまでにアストラを何台か試乗し、1万5000mileほど走行してきたから)。

だが、地元のコッツウォルズをハイスピードで走ってみて、シトロエンe-C4 Xは柔軟で快適な乗り心地を備え、また洗練されたクルマだと感じた。

とくに嬉しいのは、ロードノイズが極めて低いこと。

短所は航続距離 しかし……

とはいえ、航続距離は素晴らしいとはいえない(217mile[約350km]とされているが、実際には190mile[約305km]ほど)。

しかし、バッテリーにコストをかけすぎることなく、まずまずの価格に抑えようというシトロエンの判断は、おそらく多くのドライバーにとって理にかなっているだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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