クルマ漬けの毎日から

2024.01.08

数週間前、クロプリー編集長のアルピーヌA110が故障したことをお伝えしました。そのコラムが一時、AUTOCAR JAPANの「今週の人気記事」で1位につけたと知ったクロプリー編集長は、ショックを受けました。

日本の皆さま、アルピーヌA110は良いクルマです!【クロプリー編集長コラム】

もくじ

日本から届いた 驚きのニュース
いまは 後悔

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

日本から届いた 驚きのニュース

日本からニュースが届いた。それは興味深いニュースであると同時に、私を後悔させる話でもあった。

最近私のコラムのなかで、個人所有しているアルピーヌA110が燃料ポンプの不具合が原因で立ち往生したことをお伝えしたが、なんとそのコラムがAUTOCAR JAPANの「今週の人気記事」でしばらくの間トップになっていたというのだ。

このことは、AUTOCAR JAPAN編集部の同僚が知らせてくれた。

いまは 後悔

だが、アルピーヌA110を私は故障前と同じようにとても気に入っているし、また現在は私のクルマは完璧な状態だ。

実際、A110は良いクルマなのだ。それなのに、A110の評判を落とすようなことを書いてしまったと思うと、罪の意識を感じずにはいられない。とくに日本は、クルマの信頼性が高いことでよく知られている国だから。

日本版編集部の同僚は、A110に対する私の熱い想いを日本の読者は知っているはずだから、気にすることはないと言ってくれている。ほんとうにその言葉通りだとよいのだが……

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。

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