クルマ漬けの毎日から

2025.08.10

半世紀経て価格高騰! フォード・エスコートRS 1800【クロプリー編集長コラム】

EV中古車市場 人気のBMW i3

AA(イギリス自動車協会)から少し気が滅入るニュースが届いた(AAの中古車情報を私は信頼している)。

ハイブリッドとEVの中古車価格は、消費者の関心がある程度戻ってきているにもかかわらず、いまもそれなりのスピードで値下がりしているというのだ。どうやら買手はEVが値下がりしていることを知っていて、バーゲン価格でしか買わないようだ。

しかし、EV中古車市場の値下がりは破壊的状態ではなく、やや活気を失っているレベルだと私は見ている。なぜなら、良質なクルマが値下がりするのは、次にそのクルマを買う人にとってはいつでも良いニュースだから。

BMW初の量産EVとして登場したi3。ライプツィヒ工場で2012年から2022年まで製造された。

ところで興味深いのは、程度の良いBMW i3の年間の値下がり率である。カーボンファイバー製のこの小型EVは、中古車としての地位を築きはじめている(i3のデザインはいま見ても新しい)。

BMW i3の値下がり率(11%)は、日産リーフの値下がり率(19%)のざっと半分なのだ。この数字は、我が家の近くのBMW販売店で聞いた話を裏付けている。最近、その販売店の店長とコーヒーを飲んでいた時、i3を欲しいという人が少しずつ増えていると彼が話していたのだ。

新車販売されていた当時にi3を買わなかったことを私はいまも後悔しているが、現在i3の優良中古車を見つけるのは難しく、引く手あまただという。やはり手に入れておくべきだった……

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    小島薫

    Kaoru Kojima

    ドイツ自動車メーカーの日本法人に在籍し、オーナーズマニュアルの制作を担当。その後フリーランスで翻訳をはじめる。クルマはハッチバックを10台以上乗り継ぎ、現在はクーペを楽しんでいる。趣味はピアノ。

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