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飛ぶように流れるように 新型ベントレー・フライングスパーに試乗 635ps

2019.10.16

100字サマリー

ラグジュアリー・サルーンの頂点の1つといえるベントレー・フライングスパーが、技術的な刷新を受けて生まれ変わりました。マクラーレンのように加速し、ロールス・ロイスのように走ると評価される3代目に、モナコで試乗しました。

もくじ

風格のボディに完璧なステアリング精度
635psを生むW型12気筒エンジン
ポルシェ・パナメーラとの関係性も深い
飛ぶようにスムーズに道が流れる
フライングスパー以上のサルーンはあるのか
番外編:発進時にすべてのトルクを得る手段
ベントレー・フライングスパーのスペック

風格のボディに完璧なステアリング精度

text:Steve Cropley(スティーブ・クロップリー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
モナコの有名ホテル、オテル・ド・パリを中心にモナコ周辺で開かれた、新しい3代目ベントレー・フライングスパーの発表会。非日常的な空間で、ベントレーは強く主張することなく、多くの人に世界最高のラグジュアリー・サルーンだという印象を植え付けたに違いない。

だが今回の試乗でフライングスパーには、まったく別の側面もしっかり備えていることがわかった。ベントレーが本来あるべき姿と考えている通り、日常的な利用を重要視したサルーンでもあるのだ。それを支えるのが電子制御のアクティブ4輪操舵システムにある。

ベントレー・フライングスパー
ベントレー・フライングスパー

モナコだから、オテル・ド・パリやカジノの周辺も軍事施設並みの警備が敷かれている。腰の高さにチェーンの規制線が敷かれ、不用意に近づくことはできない。広いところに出るには、狭い生け垣の道を抜けなければならない。フォルクスワーゲン・ゴルフに乗っていても、注意が必要なほど。

だが一旦道路に出れば、完璧な精度の中で全長5.3mのボディを進めることができる。丘を滑るように登り、広い道へ出た。96km/hを超えると、リアタイヤはフロントタイヤと同じ向きに制御されることに気付く。車線変更時などでの安定性で有利だ。

4輪操舵システムは、ベントレーが新しいフライングスパーの目指す部分と深く関係している。相反する目的を叶えるために。つまり、時としてオーナーが運転しつつショファーに運転してもらう、二面性を持った高級車であるということ。

 
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