[ABARTH 70周年]嶋田智之が、いま見つめるABARTH 595

遂にマツダもEV発表へ マツダEVプロトタイプに試乗 バッテリーは35.5kWh

2019.10.20

100字サマリー

マツダとして初めてとなる純EVが、まもなく発表となります。英国編集部では、CX-30をベースとした最新のプロトタイプに試乗する機会をドイツで得ました。その仕上がりは、マツダらしいコダワリにあふれていました。

もくじ

あえて小さくしたバッテリーは35.5kWh
143psのモーター1基で240kmの航続距離
従来らしいクルマのフィーリングを残す
ロータリーエンジンの復活もありえる

あえて小さくしたバッテリーは35.5kWh

text:Rachel Burgess(レイチェル・バージェス)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
マツダは、従来の内燃機関の効率を高めるだけでなく、しっかり電動化技術の開発も進めていた。

近年のマツダの成果として印象的だったのは、スカイアクティブ-X。高圧縮比で薄い混合気に着火することで、「ガソリンエンジンのパフォーマンスと低排気ガスに、ディーゼルエンジン並の経済性とトルクを組み合わせる」 とうたわれている技術だ。

マツダEVプロトタイプ
マツダEVプロトタイプ

だが、2021年から欧州で施行される厳しい環境規制目標を考えると、自動車メーカーはEVモデルの導入を先送りすることができない。今回フランクフルトで、マツダ初のEVプロトタイプの試乗となったのも、自然な流れだといえる。

ベースはCX-30で、数日後に開幕となる東京モーターショーで正式にお披露目される予定。量産モデルも小型SUVになるとのことで、床下に搭載されるバッテリーは35.5kWh。航続距離は240km程度とされており、主に都市部での利用がメインとなるだろう。

比較的小さい35.5kWhというバッテリーの容量には理由がある。マツダによれば自動車のライフサイクル、生産から利用、廃棄やリサイクルまでの環境負荷を検証した結果、35.5kWhという大きさが環境に優しいことがわかったという。ガソリンエンジンのマツダ3や、95kWhという大容量バッテリーを搭載するより、環境負荷が小さいとのこと。

 
最新試乗記