古典的スポーツカー比較試乗 ケーターハム・セブン vs マツダMX-5 vs トヨタGT86 vs 日産370Z vs フォード・マスタング 前編

2019.10.12

100字サマリー

フロントエンジン・リア駆動に自然吸気エンジンとマニュアルギアボックスを組み合わせたモデルと言えば、かつてはスポーツカーの定番でしたが、時代の変遷とともにいまや絶滅危惧種ともいえる状況となっています。今回はそんな希少な5台の比較試乗をお送りします。

もくじ

理想のドライバーズカー
いまや絶滅危惧種 単なる偶然?
まずはケーターハム
メカニカルレイアウトの魅力
パワーは十分 セブンに近い存在

理想のドライバーズカー

理想のドライバーズカーに相応しい完ぺきなスペックというものを想像してみて欲しい。

英国のドライバーにとっては、まずはこの国の典型的な路上でも毎日楽しめることが重要であり、そのためには決してハイパーカーや派手なモデルである必要などない。むしろバランスに優れた手ごろなモデルであることが望ましく、いつでもどこでもドライバーとの深い繋がりを感じさせてくれることも条件となるだろう。

ケーターハムにはエントリーモデルの270から、驚くべきパフォーマンスを誇る620までさまざまなスペックが用意されているが、310Rにはグリップと速さ、実用性が完ぺきなバランスで備わっている。ま
ケーターハムにはエントリーモデルの270から、驚くべきパフォーマンスを誇る620までさまざまなスペックが用意されているが、310Rにはグリップと速さ、実用性が完ぺきなバランスで備わっている。ま

では、具体的なスペックとは?

まず、後輪駆動であることは必須であり、マニュアルギアボックスも外せない。エンジン位置はフロントが相応しいだろう。さらにエンジンはシンプルでレスポンスに優れた自然吸気が望ましい。

だが、こうした魅力的なスペックを備えた現行モデルを探すとなると、簡単には見つけ出せないことに気付くだろう。

実際、且つてドライバーにスリルを感じさせるには当然と思われていたこうしたスペックだが、いまや風前の灯ともいうべき状況にある。

その大きな理由が前輪駆動モデルの台頭であり、安定志向の動力性能と優れたパッケージングが主力モデルにとって当然の選択となっている。一方、サーキット向けのマシンはミッドシップレイアウトにご執心のようだ。

 
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