【価格上昇中 善は急げ】ランチア・デルタ・インテグラーレ 英国版中古車ガイド

2020.03.24

100字サマリー

世界ラリー選手権のアイコンといえる1台、ランチア・デルタHFインテグラーレ。調子の良いクルマは最高の相棒ですが、ひどいクルマは手に負えないことも。像のエンブレムが可愛いハッチバックに手を伸ばす時の、注意点を見てみましょう。

もくじ

今ならまだ手の届く範囲にある
日本から英国へ輸出されるデルタ
不具合を起こしやすいポイント
専門家の意見を聞いてみる
知っておくべきこと
いくら払うべき?
英国で掘り出し物を発見

今ならまだ手の届く範囲にある

text:John Evans(ジョン・エバンス)
translation:KENJI Nakajima(中嶋健治)

 
善は急げ。1986年から95年にかけて製造された伝説的なランチア・デルタHFインテグラーレは、日に日に希少に、高価になっていく。

まだ諦めてはいけない。勇気を出せば、オークションでインテグラーレを購入することもできる。8バルブ(8V)を1万5000ポンド(202万円)で買った人を、筆者は知っている。

ランチア・デルタHFインテグラーレ(英国仕様)
ランチア・デルタHFインテグラーレ(英国仕様)

そのクルマは、左ハンドルから右ハンドルへとコンバージョンされていた。手掛けたのは、英国ではランチアのスペシャリストとして名の通ったガレージ、ジョン・ウォーリー。心配しなくて大丈夫だろう。

安心材料となるのが、9万kmほどの走行距離。整備記録もしっかり残り、作業は専門店で行われていた。本格的なボディのレストアは2008年に済んでいる。

オークション業者は、とても良い状態だと評価していた。丁寧に乗られてきたデルタ・インテグラーレが、まだ手の届く範囲に存在するということだ。

まっさらなインテグラーレ・エボ2だと、最近は4万ポンド(540万円)に迫る。最終生産ラインのクルマには15万ポンド(2025万円)という値段も付いているが、グレードによってはまだチャンスはある。

ランチア・デルタは、1986年に標準ボディのHFが登場。ビスカス式センターデフを備えた4輪駆動で、トルセン式のLSDも装備。2.0L 4気筒ターボエンジンは164psを発生させた。

オフロードで活躍するコンペティション・バージョンへ注目が集まる中、1987年にアップグレード。インテグラーレという名が付き、膨らんだフェンダーを持つワイドボディをまとい、トレッドも拡大された。

 
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