ニュース

2018.03.27

ウーバー死亡事故、多大な影響も 自動運転、今後どう変わるか?

編集部より

ウーバーの自動運転実験車が歩行者と接触し、死亡させた事故。そもそも現在、世の「自動運転車」と呼ばれるクルマのレベルは、どのていどでしょう? そしてそのレベルは、どのように区分けされるのでしょうか。さらに地域のルールに触れ、今後の展開を考えました。

text:Momota Kenji(桃田健史)

もくじ

世界の注目を集めた大事故
現在の自動運転、レベルは
自動運転実験のルールとは?

世界の注目を集めた大事故

ウーバーが自動運転試験中に歩行者をはね被害者が死亡。

事故の翌日、地元警察が事故直前のドライブレコーダーの画像をツイッターに投稿したこともあり、世界中のメディアがこの事故を大きく扱った。

米現地時間の3月18日夜、アリゾナ州テンピの公道でウーバーの自動運転実験車が歩行者と接触。被害者は病院へ搬送されたが死亡が確認された。これを受けて、ウーバーはアメリカ各地とカナダで行っている同様の実験走行を当面の間、中断すると発表した。

トヨタも北米の自動運転実験を中止したと報じられる。

 

日本でのライドシェアリングは、道路交通法や道路車両運送法において、過疎地など一部の生活困難地域を除いて事業化が許可されていない。そのため、日本でのウーバーはハイヤーの配車アプリや、自転車による飲食品の配達など、ライドシェアリング以外の事業を行っている。

将来的な事業戦略の中で、ウーバーは完全自動運転によるシェアリングサービスを計画しており、スウェーデンのボルボと2016年8月に技術提携を発表した。今回事故を起こしたのも、大型SUVのボルボXC90をベースとする実験車両だった。

これまで世界各地で自動運転に関する様々な公道実験が行われてきたが、車両どうしの軽い接触事故を除いて大きな交通事故はなかった。そうした中で起こった、自動運転車による初めての死亡事故。自動車メーカー、ITメーカー、そして行政機関では大きな衝撃が走った。

 
最新海外ニュース