トヨタ・カローラ 海外の評価、ひと味違う 中国/アメリカ/東南アでの歴史と立ち位置

2019.09.17

100字サマリー

トヨタ・カローラ新型が本日発表。日本での進歩の歴史を振り返る一方で、中国/アメリカ/東南アジアで、日本と異なる受け入れられ方をしています。加藤久美子がレポートします。

もくじ

カローラ=世界で一番生産された日本車
中国、日産シルフィと日本車トップ争い
カローラ販売 アメリカは50年以上の歴史
東南ア、カローラ=クルマ好きの贅沢車?

カローラ=世界で一番生産された日本車

text:Kumiko Kato(加藤久美子)

トヨタ・カローラという、まったく新しいクルマが発売されたのは1966年11月5日のことだった。

発売時のプレスリリースは冒頭に「トヨタ技術陣が数年の歳月を費やし、技術の粋を集めて世に送るわが国大衆車市場の本命ともいうべき5人乗り乗用車である」と記されている。

昭和41年10月20日。カローラ発表当時のリリース。 出典:トヨタ
昭和41年10月20日。カローラ発表当時のリリース。 出典:トヨタ

第二次世界大戦での敗戦から21年。後に世界を席巻する日本の「大衆車」はこの時に生まれたのである。

1970年には販売台数累計が125万台となり、その後わずか12年後の1983年に1000万台を突破。この年にフルモデルチェンジを受け5代目となっており、この代から4ドアセダン系はFFを初採用、レビンやトレノ(いわゆるAE85/86系)にはFRを残した。

また、大衆車として世界初の4速ATを採用し、FFの利点を生かした使いやすい快適なパッケージングによって、日本を含めグローバルでも高い評価を得ることになった。

モデルチェンジが功を奏したのか?

翌1984年には国内572万台、海外574万台とついに海外での累計販売台数が国内のそれを超え、その後、海外での販売台数は倍速で増加。4000万台を達成した2012年には国内1230万台、海外2825万台と海外での累計販売台数が日本の約2.3倍にも達している。

発売から約50年となる2016年9月にはグローバル累計販売台数約4410万台を記録。もちろん、「世界で一番多く生産された普通自動車」だ。

なお、2017年の世界販売台数はカローラが116万495台、2位はホンダ・シビック(83万3017台)、3位がフォルクスワーゲン・ゴルフ(78万8044台)と、2位以下に大差を付けての堂々1位となっている。

 
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