リマック EVメーカーとしての未来と過去 グランドツアーでの事故

2019.09.23

サマリー

「クルマ好きが作るEV」と創業者のマアテイ・リマックが表現するのは、リマック社として初のEV、コンセプト・ワン。それに続く1915psのスーパーカーの先にも次の構想を練っているようです。クロアチアにあるリマック社へ潜入しました。

もくじ

ザグレブの郊外を拠点にするリマック社
述べ8台の製造を目指すコンセプト・ワン
技術力でEVの可能性を見せたBMW E30
年間数台の生産でも従業員は550名
すでに複数の自動車メーカーと提携
番外編:「グランドツアー」でのクラッシュ

ザグレブの郊外を拠点にするリマック社

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

リマック社はクロアチアを拠点にする。世界最高の砂浜を持つ国としても知られているが、自動車産業はとても小規模だ。リマック社のCEOが生まれたのはフェラーリF40が発売された後。派手なグリーンに塗られたE30型BMW 3シリーズでレースを楽しだ人物はいま、電気を動力源とする未来の自動車、EVの開発に注力している。

工場があるのは、クロアチアの首都、ザグレブの郊外。グーグル・マップに指定された工業団地は、間違っているのではないかと思うほど雑草が伸び放題。グッドウッド・フェスティバルに登場するマシンのイメージとは程遠いものだった。

リマック本社
リマック本社

しかし工業団地の奥に進むと、雰囲気は一気に現代的になり、「R」の旗が風になびくのが見えてくる。本社ビルのガラス張りのファサードは自動車の写真で飾られ、ロータス社のような、特別な雰囲気を漂わせている。

駐車場に止まっているのは無彩色のオペルやフォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツなどではなく、派手なホイールを履いたイエローやグリーンのクルマ。充電ケーブルの繋がれた数台のテスラが、リマック社の実態を匂わせる。

リマック社の敷地の周囲には1台のリマックも見当たらない。よくある、同じクルマが無数に並ぶ自動車工場のイメージとは異なる。2016年にリマックが1台目を生産して以来、これまでに誕生した完成車の数はわずか5台。まだ7〜8カ月に1台程度の生産ボリュームなのだ。

 
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