新ランドローバー・ディフェンダー発表 カタチにならなかったプロジェクト

2019.09.23

100字サマリー

新型ランドローバー・ディフェンダーが発表されましたが、次期ディフェンダーはどうあるべきか、表面化しない多くのプロジェクトが存在していました。そのひとつ、ライトウエイト・コンセプト・ビークルを振り返ってみます。

もくじ

次期ディフェンダーを目指したプロトタイプ
意外にも完成度の高い実走行モデル
20年前に描いたディフェンダーの姿
番外編:次期ディフェンダー・プロジェクト

次期ディフェンダーを目指したプロトタイプ

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

存在そのものがランドローバー社を象徴するクルマ、初代ディフェンダー。2019年のフランクフルト・モーターショーで新モデルが発表された。以前から次期ディフェンダーはどうあるべきか、多くの議論や予想を生んできたが、社内でも広く知らされていないプロジェクトがいくつかあった。

その中には実走行が可能なものも存在しており、実験車両の1台は英国自動車博物館に所蔵されている。偶然なのか、新しいジャガー・ランドローバー(JLR)社のゲイドンに位置する技術社屋から2kmも離れていない。

ライトウエイト・コンセプト・ビークル(LCV2/3)
ライトウエイト・コンセプト・ビークル(LCV2/3)

1997年に完成したライトウエイト・コンセプト・ビークル(LCV2/3)は、初期LCV2プロトタイプをもとに作られたクルマ。当時、BMWの製品開発をまとめていたヴォルフガング・ライツレ博士とのデモ走行のために仕上げられた。BMWは1990年代、ランドローバーとローバーに資金援助をしていたのだ。

LCV1はスチールをアルミニウムに置き換えただけの、軽量化させたディスカバリーだったそうだ。問題は、スチールと同じ強度を持たせるために、より重いアルミニウム製パーツも必要だったこと。

次のLCV2は、アルミニウムの押出材を用いたスペースフレームによって、400kgの軽量化を達成した。プロトタイプらしく、一見するとLCV2は従来のディフェンダーと変わらないように見える。見た目でわかる違いは、ルーフラインが僅かに低いくらい。

 
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