【自然吸気V10エンジンの美魔女】BMW M6 中古購入、注意すべきポイント 維持費は後回し?

2020.01.04

サマリー

英国では9000ポンド(126万円)程度から手に入るM6。500psのV型10気筒エンジンに誘われて勢いで手に入れてしまうと、その後の維持に泣くこともあるようです。美魔女的なクルマを購入するポイントを見てみましょう。

もくじ

V型10気筒の維持を甘く見ない方が良い
選ぶなら、特に際立って良い個体
不具合を起こしやすいポイント
BMW M6の中古車 購入時の注意点
専門家の意見を聞いてみる
掘り出し物を発見

V型10気筒の維持を甘く見ない方が良い

text:John Evans(ジョン・エバンス)
translation:KENJI Nakajima(中嶋健治)

 
英国なら1万ポンド(140万円)を超えない価格から手に入り、自然吸気の500ps V型10気筒エンジンを、シャープなシャシーに搭載したクルマ。2005年に登場したE60型M5の魅力はいまでも色褪せないが、兄弟モデルといえるE63型M6クーペという存在もある。わずかだが、M5より速い。

4ドアサルーンが必要ならM5を選ぶべき。反面、実用性を備えた、エキゾチックな大排気量エンジンを搭載したパワフルなクーペが欲しいなら、M6こそ正解の選択肢となるだろう。

BMW M6(2代目E63型)
BMW M6(2代目E63型)

ただし、気軽に手を出さない方が良い。うっかりハズレを引くと、財布の中身はすぐに空になる。維持費は安くはない。以前にM6の購入ガイドを手掛けた時、専門家からの意見で挙がったのは、「SMG(シーケンシャル・マニュアル・ギアボックス)の信頼性が低い」 「保証が高すぎる」 といった内容だった。

ディーラーは怖がって中古車を流通させず、下取り価格も安かったため、中古車サイトに出ているM6のクーペやコンバーチブルの半数は個人売買のもの。価格帯は1万ポンド(140万円)から2万ポンド(280万円)程度で、この手のクルマにしては魅力的な金額に見える。

だが、個人売買のオークションで安価に落札しても、その後に後悔することも少なくない。M6のメンテナンスには、オイル交換はもちろん、高性能なブレーキやタイヤの費用が求められる。故障の予防としてクラッチにフライホイール、スロットル・アクチュエーターにビッグエンド・ベアリングも新品に交換しておきたい。

通帳の残高は大丈夫だろうか。通常ならクラッチ交換などは過走行車に該当するが、M6の場合、わずか5万km程度で交換が必要になってしまう。

 
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