【GTAコルサは落札ならず】1965 アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGTAコルサ BHオークション

2020.01.10

サマリー

アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGTAコルサが東京オートサロン内のBHオークション2020に出品されました。

もくじ

アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGTAコルサの特徴
アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGTAコルサの詳細

アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGTAコルサの特徴

・1800万円からスタート
・3800万円まで入札のすえ流札
・予想落札額は3800〜4500万円だった
・“GTAコルサ”として1965年9月に製造
・1965年10月にフランスへデリバリー
・フランスでのレースヒストリーあり
・コルサ専用の超軽量アルミボディを採用
・CRBB他、コルサ専用の足まわりを装備
・アルファロメオ社による製造証明書発行済み

ルーフ、ドア、エンジンフードなど、多くのパーツをアルミ合金に置き換えることで約130kgもの軽量化に成功。
ルーフ、ドア、エンジンフードなど、多くのパーツをアルミ合金に置き換えることで約130kgもの軽量化に成功。

アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGTAコルサの詳細

スポーツカーやフォーミュラからかなり遅れて、ツーリングカー・レースがFIAの統一レギュレーション“グループ2”で開催されるようになったのは、1963年のこと。あわせてETC(ヨーロッパ・ツーリングカー・チャレンジ)がスタートし、各自動車メーカーもこぞって参戦するようになる。

イタリアの雄、アルファ・ロメオも1964年にホモロゲを取得した4ドア・サルーンのジュリア・スーパーTIを有力なプライベーターであるジョリー・クラブに託しETCに挑むが、同じ1.6Lクラスを走る軽量でパワフルなフォード・コーティナ・ロータスの敵とはならなかった。

オールアルミ製の1570cc直4DOHCユニットは、アウトデルタによるチューンで172psを発生する。
オールアルミ製の1570cc直4DOHCユニットは、アウトデルタによるチューンで172psを発生する。

そこでアルファ・ロメオはコンペティション部門のアウトデルタで、2ドア・クーペのジュリア・スプリントGTをベースとした専用モデルの開発を開始。1965年にジュリア・スプリントGTAを発表する。

GTAのAがAlleggerita=軽量化の意を示すとおり、ルーフ、左右ドア、エンジンフード、前後フェンダー、トランクリッドはスチールから“ペラルマン25”と呼ばれる7〜10%のマグネシウムを含んだ薄いアルミ合金に置き換えられ、ノーマルの950kgに対し820kg前後にまで軽量化が施されていた。

またアールアルミ製の1570cc直4DOHCユニットもシリンダーヘッドをツインプラグ化し、圧縮比を9.7へ高め、ウェーバー45DOOEキャブレターを装着することで、スタンダードの108psを上回る117ps/6000rpmを発生。299万5000リラで販売された。

そんなジュリア・スプリントGTAの中でもさらに特別なのが最初の50台だけ製作された純レーシング・バージョンのコルサだ。

ボディはアウターパネルのみならずフロアまでもアルミ化し、745kgにまでシェイプアップ。さらにアウトデルタの手により172psにまでチューンしたエンジン、クロスレシオの5速ギヤボックス、ZF製のLSDなどを装備。

アウトデルタの手でワークス活動を開始したGTAコルサは圧倒的な強さを示し、1966年から69年まで4年連続でETC1.6Lクラスのタイトルを獲得することとなる。

出品車は1965年9月28日に生産された、ジュリア・スプリントGTAコルサ(シャシーナンバー:613705)だ。新車時のボディカラーはロッソ(赤)で、10月22日にフランスにデリバリーされたというアルファ・ロメオの製造証明書が残っている。

また詳細な記録が不明ではあるが、他のGTAの例に漏れずこの613705もフランスにおいてレース活動を行なっていたとのことで、デフの後部にはリアサスペンションの横揺れを防止するためにアウトデルタ純正のレーシングパーツとして用意されていたスライド式アンカーCRBBといった貴重なパーツも装着されている。

僅か501台が生産されたといわれるジュリア・スプリントGTA。中でも50台しか製造されなかったコルサは、アルフィスタ垂涎のコレクターズ・アイテムといえる。

 
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