【狂気のレーシング・ミニ】ツインカム・ターボからツイン・エンジンまで 後編

2020.02.15

100字サマリー

大衆向けコンパクトカーとして、アレック・イシゴニスが生み出したミニ。しかし、人とは違った手法をあえて狙った、異端児的エンジニアにも好まれたクルマでした。誕生60を記念して、個性的なミニ・レーサー10台をご紹介しましょう。

もくじ

6. コールドウェル・ツインカム
7. コンロイ・モーターズ 4ドア・ミニ
8. コンプラン・ターボ・ミニ
9. ゴードン・アレン・ツインミン
10. ウェストフィールドTRA/TRZ

6. コールドウェル・ツインカム

W.D.C.ビル・ニーダムは、イングランド北部の伝説的なミニのチューナーだった。おそらく最も有名な改造ミニといえば、ツインカム・エンジンを搭載したヒルクライム用マシンだろう。

1967年に隠し技の効いたマシンを生み出す以前から、コールドウェル・エンジニアリングで多くのチューニング・パーツの開発を手掛けていたビル・ニーダム。経験を活かし、クーパーSのエンジンに大幅な改良を加えた。

コールドウェル・ツインカム
コールドウェル・ツインカム

ニーダムは排気量1071ccのエンジンの下半分に、特注のシリンダーヘッドを組み合わせ、ディストリビューターとコイルは2丁がけ。当時は出たばかりの、フュエル・インジェクションも搭載した。

初期トラブルに見舞われ、デビューした1967年シーズンの前半は冴えないパフォーマンスだったが、徐々に復調。シーズンが終わる前には、本調子を取り戻している。

このコールドウェル・ツインカム・ミニは誕生から40年以上経った今でも保管され、現存している。現在のオーナーは、生みの親の息子、マーク・ニーダムだという。

マニアな小ネタ

ビル・ニーダムはその後、ミニのエンジンを搭載したコールドウェル・スポーツレーサーを制作。こちらも個性的な、フロントエンジンのミンクF3マシンも設計している。

 
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