【狂気のレーシング・ミニ】ツインカム・ターボからツイン・エンジンまで 後編

2020.02.15

9. ゴードン・アレン・ツインミン

モータースポーツ誌に、冒険心を持ったエンジニアと書かれたゴードン・アレン。群れに属さず、流れを追わず、常に独自の視点でエンジンの開発に取り組んできた。

一度、自身が設計したDOHCのツインエンジン・レーサーのオートバイを生み出していた彼は、イシゴニスの想像を遥かに超えるスピードでミニを走らせることになる。

ゴードン・アレン・ツインミン
ゴードン・アレン・ツインミン

まず初めは、コスワース・フォードBDA製のシリンダーヘッドを持つ、独自の16バルブ5ベアリングユニットを開発。そこから最も有名な、ジャガー製ツインカム・ヘッドを組み合わせた排気量1.5Lのエンジンを2基搭載した、ツインエンジン・ミニ「ツインミン(ミニではない)」 を生み出す。

アレンはアルミニウム合金製のエンジンブロックにピストン、クランクなどを製造。ツインミンは1960年半ばにレース参戦し、ロッド・エンブリーのドライブで一定の成功を収めている。

さらにアレンはロング・ホイールベース版のミニも開発。Aシリーズ・ユニットを前後に搭載した別のツインエンジン・マシンも生み出している。

マニアな小ネタ

アレンはツイン・シリンダーを持つBDA派生型ユニットも開発。ミニのレースで活躍したピーター・デイがドライブし、1975年には9度の優勝を上げるなど、大きな成功を挙げている。

 
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