【ついに発表トヨタ・ランドクルーザー250シリーズ】 限定車ファーストエディションも販売へ

公開 : 2024.04.19 11:45

気になる「250」シリーズ車両概要 その2

ランドクルーザーに相応しい力強い走りや高い環境性能を実現する2タイプのパワートレイン

「人の生活を支える」という使命を受け継ぎ、ランドクルーザーのDNAである「信頼性/耐久性/悪路走破性」を追求。ランドクルーザーに相応しい力強い走りや環境性能を実現する2タイプのパワートレーンを設定した。

2.8L直噴ターボディーゼルエンジン+ダイレクトシフト8AT

オフロード/オンロードでの扱いやすさを追求。最大トルク51kg-mをエンジン回転数1600~2800rpmという低回転で発生させ、低回転からのトルクフルな走行とクルマを操る楽しさを実現し、WLTCモード走行燃費は11.0km/Lを達成。DPRや尿素SCRシステムの採用により、窒素酸化物(NOx)を大幅低減。これにより排出ガス規制の基準「平成30年排出ガス規制」に適応する。

2.7Lガソリンエンジン+6スーパーECT

ランドクルーザー「250」と特別仕様車発表
ランドクルーザー「250」と特別仕様車発表

最高出力163ps/最大トルク25.1kg-mを発揮する自然吸気エンジンと6スーパーECTを組み合わせることで、スムーズな加速はそのままに、日常で良く使われる発進~低速走行シーンでのスムーズさと下り坂での高い車速コントロール性を追求した。デュアルVVT-i(吸・排気連続可変バルブタイミング機構)の採用や高圧縮比などにより、WLTCモード走行燃費は7.5km/Lを達成する。

機能性を追求したパッケージと、伝統とモダンを統合させた内外装デザイン

あらゆる場面で人や物を安全に運ぶためのパッケージ

全長4925mm/全幅1980mmのボディサイズに、ランドクルーザー「80」シリーズから続く伝統のホイールベース2850mmを採用。オフローダーに相応しい対地障害角を確保し悪路走破性を追求する一方、ドアミラー含む実用全幅値は2115mm(社内測定値)にとどめることで扱いやすさにも配慮された。

3列シート7人乗りと2列シート5人乗りの2つのタイプを設定

運転席の着座位置を後方に移動しつつ、2列目と3列目シートの配置位置の見直しを実施。951mmもの広い前後カップルディスタンスを確保した。

6:4分割セカンドシート使用時でも408Lものラゲージ容量を確保

スイッチ操作で自動的に格納する5:5分割フロア格納サードシートやバックドアを開けずに荷物の出し入れが可能なバックドアガラスハッチを採用することで、荷物の形や大きさに応じた使い方ができる大容量ラゲージスペースを実現する。

ランドクルーザーの伝統とモダンを融合させたデザイン

伝統とモダンを融合しながら、Reliability(過酷な使用用途にも耐えられる信頼性)/Timeless(永く愛せる飽きのこないシンプルさ)/Professional(プロが使う、無駄のない道具に共通する洗練された機能美)をキーワードに外装/内装をデザイン。デザイナー自身が悪路走行を体験し、壊れにくく、仮に壊れても修理しやすい設計を各所に採用。より個性的にランドクルーザーを楽しめるカスタマイズへの対応にも配慮されている

エクステリア

歴代ランドクルーザーの特長である車軸に対しキャビンを後ろ寄りに配置するキャビンバックワードプロポーションを採用。ランドクルーザーらしい悪路での機能性を具現化したサイドビュー。

オフロードでも、路面を見下ろしやすいように一段低くクランクさせた水平基調のベルトライン。岩などとの干渉を避けるため削り取られたサイドドアパネル下部やフロントおよびリヤのバンパー下部が、同時に軽快感を醸成し、機能部品を一括りにまとめ、引き締まった印象を強調するフロントビュー。

オフロード走行時の破損リスクを考慮し高く中央に寄せたランプ配置や破損しやすいコーナー部のみ交換可能な分割式バンパーなど、歴代ランドクルーザーがこだわってきた機能美を追求し「アバンギャルドブロンズメタリック」/「スモーキーブルー」などのモノトーンカラー5色に、ライトグレーのルーフ色と新規開発色「サンド」を組み合わせたツートーンカラー含む全6色のボディカラーを設定。

インテリア

実用オフローダーらしい高い機能性とともに乗員に安心感をもたらす室内空間を追求した。悪路でもクルマの姿勢を捉えやすい水平基調のインストルメントパネルを採用。高さを抑えた造形が乗員への圧迫感を軽減。またドアトリムアッパー部からインストルメントパネルへと連なる形状が、骨太に乗員を包み込み安全・安心感を醸成し、直立したAピラーが斜め前方の死角を減少。

低く設計されたカウルとインストルメントパネル上部によって良好な前方視界を実現し、安全なオフロード走行をサポートする。スイッチ類の集中配置を実現しながら、一方で形状と操作方法を機能ごとに区別するなどその体験から生まれた工夫を随所に採用。オフロードなど過酷な環境においても、より運転に集中しやすいレイアウトを創出した。

ランドクルーザーの世界観を提供する2つのインテリアカラー。実用オフローダーらしい力強い空間を表現する「ダークチェスナット」と、精悍でハードな空間を演出する「ブラック」が配色されている。

トヨタセーフティセンス、トヨタチームメイトなど最新の安全・安心装備

トヨタセーフティセンス

先進機能を付与し、機能向上した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に採用。対応する事故形態を一層拡大し、より安心な運転をサポートする

「プリクラッシュセーフティ」

車両/歩行者/自転車運転者に自動二輪車(昼)を加え検知範囲を拡張し、衝突回避または被害軽減に寄与。事故割合が高い交差点での支援拡大を行う。

「プロアクティブドライビングアシスト」

一般道などのシーンでもドライバーの運転をさりげなく支援する。「歩行者の横断」/「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートする。

トヨタチームメイト

高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」を設定。自動車専用道路での運転において、渋滞時(0km/h~約40km/h)レーダークルーズコントロール及びレーントレーシングアシストの作動中に、ドライバーが前を向いているなど一定の条件を満たすとシステムが作動する。

認知/判断/操作を支援することで、ドライバーは渋滞時の疲労軽減が可能となり、より周囲に注意を払った安全運転が可能となる。

その他の安全・安心装備

ドライブレコーダー(前後方)を設定。トヨタセーフティセンスの単眼カメラと新たに追加した後方カメラが捉えた走行中の映像を内蔵メモリに録画。映像データはディスプレイオーディオでの再生に加え、スマートフォンやUSBメモリに転送し持ち運びも可能だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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