「エンジン」でも航続距離は長くない BMW M2 長期テスト(3) F32型より広い全幅

公開 : 2024.09.01 09:45

積算1万302km ありがたいバックセンサーとカメラ

2ドアクーペではよくある悩みだが、リアピラーが太くリアウインドウが小さく、トランクリッドの高いBMW M2はバックで気を使う。こんな時にありがたいのが、バックセンサーとカメラだ。

M2のそれは良く機能し、今のところヒヤッとした瞬間はなし。リアのオーバーハングが短く、クルマの後方には意外と広い空間も残る。先代よりだいぶ成長したG87型ながら、扱いやすいサイズだと思える。

BMW M2 クーペ(英国仕様)
BMW M2 クーペ(英国仕様)

テストデータ

気に入っているトコロ

ドライなサウンド:S58型の直列6気筒エンジンは、新しいM4より僅かにデチューンされている。それでも惚れ惚れする美声を奏でる。

気に入らないトコロ

実際の燃費:時間や天候を問わず、M2ではガソリンスタンドへ寄る回数が増えがち。

英国価格

モデル名:BMW M2 クーペ(英国仕様)
新車価格:6万2420ポンド(約1186万円)
テスト車の価格:6万6940ポンド(約1272万円)

テストの記録

燃費:8.3km/L
故障:なし
出費:なし

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

長期テスト BMW M2の前後関係

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