ルノー新型「5 Eテック」は約450万円から 英国仕様が発表、春に納車開始へ レトロな最新EV

公開 : 2024.11.21 06:25

ルノーは新型EV「5 Eテック」の英国仕様を公開した。価格は2万2995ポンド(約450万円)からと、同クラスのEVでは安価な部類に入る。上位モデルは最高出力150ps、航続距離400kmを達成する。

上位モデルは最高出力150ps

ルノーの新型EV「5 Eテック(5 E-Tech)」の英国仕様の詳細が明らかになった。主要ライバルを下回る価格を実現し、来春から納車開始予定だ。

英国向けの5 Eテックは、まずベースモデルで最高出力120psと40kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は305km(WLTPサイクル)とされる。価格は2万2995ポンド(約450万円)からと、シトロエンe-C3とフィアット500eのちょうど中間に位置している。

ルノー5 Eテック
ルノー5 Eテック    AUTOCAR

「エボリューション」グレードでは、18インチのアルミホイール、7.0インチのデジタル・インストゥルメント・クラスター、ワイヤレスのスマートフォン接続機能、リア・パーキング・センサー、前後LEDライトなどが標準装備される。

「テクノ」グレードには、大型デジタル・インストゥルメント・クラスター、アダプティブ・クルーズ・コントロール、ワイヤレスのスマートフォン充電器、ボンネット上の充電量インジケーターなどが追加され、価格は2万4995ポンド(約485万円)からとなる。

パワートレインを強化した上位モデルもあり、最高出力150psのモーターと52kWhの大容量バッテリーを搭載し、航続距離400kmを謳う。価格は2万6995ポンド(約525万円)から。

上位モデルでは「テクノ」と「アイコニック」の2つのグレードがあり、後者にはシートヒーター(フロント)とステアリングホイールヒーター、レーン・キーピング・アシスト、アダプティブ・クルーズ・コントロール、パーキング・アシスタンスが追加され、価格は2万8995ポンド(約560万円)からとなる。

ルノーは競争が激化する小型EV市場でシェアを守るため、5 Eテックでは可能な限り低価格化を目指した。

デザインは2021年公開のコンセプトモデルを忠実に踏襲している。最近発表されたルノー4 Eテックや、トゥインゴ・コンセプトの量産モデルなど、今後数年間に登場するレトロなEVシリーズの第1弾となる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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