ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展

公開 : 2024.12.20 18:25

ホンダは2025年1月7日に米国で開幕する「CES 2025」において、0シリーズのプロトタイプ2車種を世界初公開する。2026年から2030年までに投入する全7車種のEVの先駆けとなる。

サルーンとSUVの試作車を披露か

ホンダは次世代EV「0シリーズ」のSUVのプロトタイプを、2026年の生産開始に先駆けて来月発表する予定だ。

米ラスベガスで1月7日から10日(現地時間)にかけて開催される「CES 2025」に出展し、プロトタイプ2車種を世界初公開する。詳細は明かされていないが、予告画像を見る限り、以前発表されたサルーン(Saloon)コンセプトに似たシルエットと、SUVのようなモデルが確認できる。

来年1月、ホンダは0シリーズのプロトタイプ2車種を発表する。
来年1月、ホンダは0シリーズのプロトタイプ2車種を発表する。    ホンダ

ホンダは2030年までに7車種のEVをグローバルで発売する予定で、その最初の2車種を紹介するものと思われる。

新時代のホンダEVはすべて、白紙の状態から開発された新しい専用プラットフォームをベースとする。先陣を切るのはサルーンの量産版で、最高出力は約490ps、航続距離は480km以上となる見込みだ。

2026年にはミドルサイズSUVが登場する予定で、おそらく今回のプロトタイプを発展させたものとなるだろう。

その後まもなく、より小型のエントリーレベルのSUVと、大型の最上級SUVがラインナップに加わる。2030年までに、コンパクトSUV、スモールSUV、さらに小型のセダンも登場する予定だ。

また、CES 2025では、0シリーズに搭載する車載OSや自動運転技術、SoC半導体の概要についても説明があるという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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