確かに4気筒より好燃費! マツダCX-60 E-スカイアクティブDへ試乗 ロードスターへ通じるDNA

公開 : 2025.02.12 19:05

競合より優れる燃費 好印象な部分は多いけれど

燃費は、1600kmほど走り込んだ平均で16.4km/L。X3 20dでは13.1km/Lだったから、優秀な数字といえる。

低負荷を保てば、排気量が小さいエンジンより高効率だとマツダは主張する。4気筒エンジンより好燃費という目標は、達成できたようだ。CO2の排出量も、そのぶん小さい。

マツダCX-60 E-スカイアクティブD 3.3 RWD エクスクルーシブ・ライン(英国仕様)
マツダCX-60 E-スカイアクティブD 3.3 RWD エクスクルーシブ・ライン(英国仕様)

経済性という面では、英国価格も魅力。四輪駆動版で比較しても、CX-60は1500ポンド(約29万円)ほどX3やQ5よりお手頃。後輪駆動なら、さらにその差は開く。

全体的には好印象な部分が多い、CX-60。しかし熟成不足のサスペンションが、見逃せない弱点を生んでいる。高精度なステアリングと優れたシャシーバランスを実現しつつ、乗り心地は褒めにくく、操縦性にも影響が出ている。

現代へ期待される技術は網羅され、運転はしやすい。インテリアの作り込みも美しい。6気筒エンジンは滑らかで、燃費も優れている。

ディーゼルだからという理由で、CX-60を選択肢から外すことはもったいない。このSUVを好きになれる人は、少なくないはず。それ故に、乗り心地が惜しい。

◯:競合の2.0L 4気筒ディーゼルより優れる燃費 大きなSUVでも運転が楽しい 美しいインテリア
△:荒れた路面での乗り心地の悪さ 大きめのロードノイズ 狭めの荷室

マツダCX-60 E-スカイアクティブD 3.3 RWD エクスクルーシブ・ライン(英国仕様)のスペック

英国価格:4万6960ポンド(約916万円/試乗車)
全長:4745mm
全幅:1890mm
全高:1680mm
最高速度:212km/h
0-100km/h加速:8.4秒
燃費:20.0km/L
CO2排出量:129g/km
車両重量:−kg
パワートレイン:直列6気筒3283cc ターボチャージャー+電気モーター
使用燃料:軽油
最高出力:199ps/3600-4200rpm
最大トルク:45.8kg-m/1400-3000rpm
ギアボックス:8速オートマティック(後輪駆動)

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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