実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力

公開 : 2025.02.15 19:05

本気のコースはもっと面白い 趣味と実益も両立

本気の専用コースを試すのは、もっと面白いと思う。うっかりスタックして、友人に牽引されて、友人がスタックしたのを笑いながら助けて、お茶を飲む。熱中できるだけでなく、運転技術も磨かれる。

オフローダーの能力を探れる場所が、英国にはある。オフロードコースを開放している、オフロードセンターだ。スポーツカーに対する、サーキットのような場所といっていい。筆者は数10回と訪れているが、未だに飽きることはない。

ブラウンのトヨタ・ランドクルーザー 2.8D-4D ファーストエディションと、ダーク・パープルのイネオス・グレナディア・ステーションワゴン 3.0T トライアルマスター
ブラウンのトヨタランドクルーザー 2.8D-4D ファーストエディションと、ダーク・パープルのイネオス・グレナディア・ステーションワゴン 3.0T トライアルマスター

走行料金は、数10ポンド(数1000円)とお手頃なのがうれしい。速度域は低く、殆どの人はフレンドリー。充分にチャレンジングで、さほどうるさくない。環境への負荷も小さいといえる。

この魅力を完全にお伝えすることは、サーキットでのそれより難しいかもしれない。スピードのスリルがあるわけではないが、靴下がドロドロになることはある。しかし、好きなクルマという機械が、どこまで走れるのかを確かめるのは面白い。とっても。

シリアスなオフローダーは、趣味と実益を両立できる。ボートを積んだり、小さなトレーラーを牽引できる。一家でショッピングに出かけられるし、仕事にも使える。筆者は古いディフェンダーで、家族とポルトガルまで旅行したこともある。

恐らく、これらのことは多くの人が理解できるものなのだろう。だからこそ、オフローダーに見えるSUVを買う人は少なくないのだと思う。本当に知るには、実際に走ってみるしかないとしても。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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