【セニアカー技術を応用】スズキとソラコム 『電動モビリティベースユニット』事業化に向けての実証実験を開始
公開 : 2025.02.13 20:05
セニアカーの技術をロボットに応用
スズキとIoT企業のソラコムは共同で、電動車いすの技術を応用し、様々なロボットの足まわりを提供する『電動モビリティベースユニット』の事業化に向け、IoTを活用した実証実験を開始する。
電動モビリティベースユニットはスズキが長年手掛けてきた電動車いす(セニアカー)の開発で培った走破性や、安定性など移動の技術を活用し、多様なロボットの足まわりとなることを目指し開発している。
このロボットの足まわりに、パートナーが自律走行やAIなど、様々な技術を組み合わせ、ロボットによる物流や除雪、土木建設、計測・監視など、様々な分野の課題解決をパートナーとともに目指すという。

車両の状況をクラウド連携
今回の実証実験では、電動モビリティベースユニットに通信モジュールとIoTプラットフォーム『SORACOM』を活用し、リアルタイムで車両の稼働状況やGPSによる位置情報などをクラウドに連携するという。
それにより様々な分野での電動モビリティの使われ方を可視化し、今後の製品開発への活用を目指す。また、顧客の立場に立ったサービス提供の検討にも取り組むという。

両社は2024年2月20日にモビリティサービス分野におけるIoT先進技術の活用に向けた合意書を締結しており、持続可能な社会に向け、ビジネス・生活のインフラとなるモビリティサービスの実現を目指している。