2025年版 高性能&コスパに優れた中国車 10選 かつてないほどの進化、欧米車にも負けず劣らず

公開 : 2025.03.01 18:25

10. ジェイクー7

デザイン:7点 インテリア:6点 パフォーマンス:6点 乗り心地とハンドリング:6点 コスト:6点
長所:明るく開放的なキャビン PHEVモデルはスムーズで静か 韓国車や欧州車のライバルより価格が安い
短所:乗り心地が柔らかすぎる ガソリンエンジンの音がうるさい 内装材の質が低い
最大の特徴:大柄で大胆なスタイリング

このブランドについては、少し説明が必要だろう。中国最大の自動車メーカーの1つである奇瑞汽車が展開するジェイクー(Jaecoo)は、すでに導入済みのオモダ(Omoda)の兄弟ブランドである。

10. ジェイクー7
10. ジェイクー7

「実用的なインテリアと、PHEVモデルでは十分な電気航続距離を実現しており、将来有望である」
――サム・フィリップス、常勤ライター

ジェイクーは、7をレンジローバー・イヴォークの廉価版と位置づけ、ガソリン車とPHEVを用意している。

入門モデルは1.6Lガソリンエンジン搭載車だ。7速DCTを介して前輪を駆動し、価格は約3万ポンド(約570万円)である。

さらに5000ポンド(約95万円)ほど上乗せすると、1.5Lガソリンエンジンと18.3kWhのバッテリーを搭載した4WDのPHEVモデルを購入できる。

前述したMG HSと同様、PHEVモデルが狙い目だ。静粛性が高く、日常的な使用には十分な速さがあり、標準のガソリン車よりもはるかに経済的だ。

おすすめの選び方&編集部の評価基準

中国車の選び方

第一に、何らかのディーラーネットワークを持つブランドを選ぶこと。そうすれば、何か問題が起きた場合でも、迅速かつ容易に解決できる。次に、インフォテインメント・システムの動作を確認すること。最新の中国車は一般的に、ほぼすべての機能を画面上に表示するため、2年以上前のクルマから乗り換える場合は多少の慣れが必要だ。

テストと選定方法

AUTOCAR英国編集部は今回、中国メーカーが中国で製造したクルマを選んだ。ただし、いくつか例外もある。MGはもともと英国の企業だったが、現在は中国企業が所有しており、ほとんどの人は中国メーカーだと考えるだろう。

最新の中国車のインテリアは一般的に物理ボタンが少なく、タッチ操作が中心となっている。(写真はシャオペンG6)
最新の中国車のインテリアは一般的に物理ボタンが少なく、タッチ操作が中心となっている。(写真はシャオペンG6)

リープモーターT03の一部のバージョンはポーランドで製造されているが、中国企業のクルマであるため、リストに加えた。

ポールスターは除外した。ポールスターの一部モデルは中国で製造されているが、本社は依然としてスウェーデンにあり、編集部的にはスウェーデン車のような印象を受けるためだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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