2025年版 高性能&コスパに優れた中国車 10選 かつてないほどの進化、欧米車にも負けず劣らず

公開 : 2025.03.01 18:25

2. MG 4 EV

デザイン:8点 インテリア:7点 パフォーマンス:7点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:8点
長所:コストパフォーマンスが優秀 サイズの割に広い車内空間 運転が本当に楽しい
短所:運転支援機能の改良が必要 内装材の質は最高とは言えない 一部、使い勝手に難あり
一言で表すなら:最高のゼロ・エミッション・ハッチバック

MG 4は、上海汽車(SAIC)傘下にあるMGブランドを大きく変えたモデルだ。ただ安価なだけで退屈なブランドから、注目に値するブランドへと変貌させた。

2. MG 4 EV
2. MG 4 EV

「MG 4はバランスのとれた電動ハッチバックであり、破格の価格設定だ」
――イリヤ・バプラート、ロードテスター

同車の鍵となるのは、走りだ。スムーズに流し、強力で安心感のあるブレーキと、ちょっぴり楽しい後輪駆動プラットフォームを備えている。

インテリアもセンスが良く、レイアウトも良い。暖房のコントロールは、他のEVよりも使いやすく、航続距離もクラス上位に位置づけられている。

MG 4 XPowerと呼ばれるデュアルモーター、四輪駆動のホットハッチも販売されている。トラクションとパワーが強化されているにもかかわらず、標準車ほどの楽しさは味わえない。しかし、4万ポンド(約760万円)以下で435psものパワーが得られるクルマは他にほとんどない。

3. MG HS

デザイン:8点 インテリア:6点 パフォーマンス:7点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:8点
長所:魅力的なエントリー価格 PHEVモデルは120kmの電気走行が可能 静かで運転しやすい
短所:ガソリンモデルはパワー不足 イライラする運転支援システム ライバル車の方が運動性能は上
最適な用途:社用車(英国の社用車制度で購入)

MG HSは、英国で最も目立たない商業的成功例の1つであり、現在英国で最も売れているクルマの1つとなっている。

3. MG HS
3. MG HS

「PHEVモデルは、かなり大胆な速度で走る場合でもエンジンに頼る必要がない」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

第2世代となるHSは2024年に導入され、エクステリアデザインの全面的な刷新、大幅にアップデートされたインテリア、そして一連のテクノロジー・アップデートが施された。

しかし、同車の最大の魅力は、その性能にある。 PHEVモデルは25kWh近い駆動用バッテリーを搭載し、価格はわずか3万ポンド(約570万円)強で、公式には120kmの電気走行が可能だ。

走行性能にも成熟と洗練が感じられ、低速での電気走行のしなやかさは賞賛に値する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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